「フェリシモメリーで社会貢献(ユキサキチャットで10代の若者の未来を守る支援)」の取り組みから2024年度に基金を拠出した「認定NPO法人 D×P」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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保護者に頼れず困窮する10代の若者に、ユキサキチャットを通じて食糧支援と相談サポートを提供し、安心できる環境を整えて生活が安定するまで伴走しました。
▼2023年6月~2024年5月の実績
・食糧を届けた10代の実人数:201名
・10代に発送した食糧の箱数:865箱
・長期支援パックを届けた10代の実人数:85名
▼Bさん(19歳)のエピソード
Bさんとの出会い
2023年冬にBさんからユキサキチャットへ登録・相談がありました。4月から大学に通うためにひとり暮らしを始めたものの、実家から金銭的なサポートが滞り、一時的に経済状況が悪化して学費を滞納しているようでした。
相談する中でBさんは、「最近は節約のために、ほとんどご飯しか食べないようにしている」と話していました。大学1年生で授業が忙しい中で、空いている時間はほぼアルバイトをしていて、体力的にも精神的にもギリギリの状況のようでした。そのうえさらに食事を我慢している様子から、私たちはBさんに緊急支援の必要性を感じました。
給付の決定と、継続的な相談の実施
私たちはBさんと話し合い、ユキサキチャットで6ヵ月間の長期食糧支援を決定しました。また、それに加えて民間の奨学金情報の提供や、支払い計画を一緒に考えたりするなどの継続的な相談サポートも実施することにしました。
その後のBさん
何とか学費の滞納が解消されたBさんは、今も大学に通い続けています。定期的な食糧支援によって、「ご飯を我慢しなくてよくなった」との声をいただきました。私たちは引き続きBさんを見守っていきます。
▼ユキサキチャットがサポートをした、その他の若者から届いたメッセージ
〈支援者のみなさまへ〉
フェリシモメリーで社会貢献「ユキサキチャットで10代の若者の未来を守る支援」を通じて、ユキサキチャットを応援していただきありがとうございます。みなさまのおかげで支援を継続し、昨年度よりも多くの食糧を届けることができました。
また、児童福祉分野などのさまざまな専門性を持つスタッフが相談員となることで、これまでよりも多くの専門的な相談に対応できる体制を整えることができました。
彼らに食糧支援を届けると、多くの方から「ありがとう」「頼ってよかった」との声をいただき、私たちは相談支援と食糧支援を組み合わせることへの重要性を強く感じています。これからも若者ひとりひとりに合わせた支援を続け、彼らが「相談してよかった」と思える窓口であり続けられるように努めてまいります。引き続き応援をよろしくお願いします。
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