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2023年度基金活動報告―鳥類や自然環境の保全活動への支援(一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京)

フェリシモ「野鳥基金」から2023年度に基金を拠出した「一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

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世界中で行う鳥類の保護や自然環境保全活動

鳥類は生物の多様性をはかる基礎データとしての役割をもっています。世界中の鳥を調査し、絶滅危惧度を評価することは、環境保全活動に欠かすことができない大切な活動であり、バードライフの活動の根幹を支える重要な役割でもあります。

バードライフの研究チームは高い専門性を持つメンバーで構成され、鳥類や生息環境の調査・研究活動をしています。数年ごとに世界の11,000種の絶滅リスクを再評価し、この1年間では500種以上が再評価され、200種以上が再分類されました。

その調査・研究データは、世界中の野生生物の絶滅リスクを示すIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストとして活用されています。

レイサンヨシキリ(Millerbird)(c)John Doe USFWS Flickr

世界の鳥類の半数近くが減少傾向にあり、個体数が増加しているのはわずか6%にすぎません。そして、8種に1種(合計1,409種)が絶滅の危機にさらされています。

その一方で、保護活動によって個体数が増え、絶滅リスクを下げた種も報告されました。例えば、北西ハワイ諸島に生息するヨシキリ科のレイサンヨシキリは、保護活動によって、絶滅リスクの度合いを表すカテゴリーも「深刻な危機(Critically Endangered)」から「危機(Endangered)」に一段階カテゴリーが下がりました。

世界の絶滅危惧種を解説した「Red Data Book」
(c)BirdLife International

バードライフはこれからも継続的な調査・研究活動を続け、鳥類とその生息地の改善、世界の環境保全に貢献してまいります。

〈支援者のみなさまへ〉

みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。

バードライフでは、喫緊の環境問題に対して、世界122ヵ国のパートナーと協力をしながら、環境保全に取り組んでいます。みなさまのご参加が、地球の環境保全へとつながります。今後ともご支援を賜りますようお願いいたします。

■バードライフ・インターナショナル東京さまのその他の支援活動はこちらから

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