フェリシモ「野鳥基金」から2021年度に基金を拠出した「一般社団法人 バードライフ・インターナショナル東京」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
みなさまからいただいたご支援は、バードライフが世界中で行う鳥類の保護や自然環境保全の基礎となる調査・研究活動を支援するために活用させていただきました。
バードライフの研究チームは高い専門性を持つメンバーで構成され、鳥類や生息環境の調査・研究活動をしています。数年ごとに世界の11,000種の絶滅リスクを再評価し、この1年間では約1,000種を再評価しました。
その調査・研究データは、世界中の野生生物の絶滅リスクを示すIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにも活用され、昨年末には「IUCNレッドリスト2021」が公表されました。
「IUCNレッドリスト2021」では、バードライフが再評価した約1,000種のうち、34種の絶滅リスクの度合いを表すカテゴリーが上がる一方で、保全活動の成果により絶滅リスクの度合いを表すカテゴリーが下がった種もあります。
例えば、日本の北海道に生息しているタンチョウは、個体数の増加によって、EN(Endangered「危機」)からVU(Vulnerable「危急」)に一段階カテゴリーが下がりました。
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バードライフは、これからも継続的な調査・研究活動を続け、鳥類とその生息地の改善、世界の環境保全に貢献してまいります。
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(c)BirdLife International
〈支援者のみなさまへ〉
みなさまのご支援に心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの影響によって変化してきた私たちの生活や社会も、少しずつ落ち着き始めてきました。しかしながら、地球環境問題は落ち着いてはくれません。バードライフ東京では、そんな環境問題に対して、世界100ヵ国のパートナーと協力しながら環境保全に取り組んでまいります。
みなさまのご参加が地球の環境保全に繋がります。今後ともご支援を賜りますようお願いいたします。
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