みなさまとともにこれからの未来の暮らしを作っていく取り組みのために設立された「フェリシモ たすけあい基金」より、国内の子どもたちの食の状況を改善するための支援を実施いたします。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中で、国内の子どもたちの食の状況を改善するために、経済的に困難な状況にある家庭への「子どもの食応援ボックス」提供を実施します。
■長引くコロナの影響と困難な状況の「固定化」
新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、子どもたちの食の確保は依然、重大な課題になっています。これまで改善されつつあった子どもの課題の状況は、コロナ禍の影響により5年前に後戻りしているとのレポートも報じられています。
特に学校給食がなくなる夏休みや冬休みといった長期休暇期間は、さらに深刻な状況になることが予想されます。セーブ・ザ・チルドレンが昨年冬に実施した「ひとり親家庭応援ボックス」の申し込みの結果では、2020年12月時点で1割の家庭が「現在、収入がゼロ」であると回答していて、全体の約3割の世帯で収入が5割以上減少したままであるなど、困難な状況の長期化・固定化が懸念されています。
■具体的な計画
こうした状況に対処するため、セーブ・ザ・チルドレンは、7月からの夏休み期間中に「子どもの食 応援ボックス」支援を実施することを決定しました。
深刻化する子どもの貧困問題を「食」の面から支援していきます。具体的には、下記の計画で進めていきます。
1)支援対象 :経済的に困難な状況におかれた家庭
2)配布件数 :3,000件
3)募集・配布 :募集は6月に締め切り済、配布は7月末予定
4)対象地域 :下記の実施場所
<支援内容>
この活動の実施にあたっては、セーブ・ザ・チルドレンのパートナー企業のみなさまや、有志の企業のみなさまから一部物資の提供をいただいていますが、不足物品の調達や配送料、発送作業費等のための資金が必要です。
応募のあった全国3,000件のご家庭に届けるためには、配送料だけでも約450万円の支出が見込まれています。子どもたちとその家族に、給食のない休み期間中の「食」を届けるためにも、みなさまのご支援が必要です。
<期待される効果>
経済的に困難な子育て世帯の子どもたちの「食」の権利を保障し、子どもたちの栄養状態の改善に寄与します。
また、食料品を提供した子育て世帯の現状や求めている支援をもとに、社会啓発や政策提言を行い、子どもの貧困問題を解決するための栄養状況改善と施策充実のための働きかけにつなげてまいります。
■子どもの食 支援事業
実施場所 : 日本
2021年に緊急事態宣言により緊急事態措置を実施すべき区域、
およびまん延防止等重点措置を実施すべき区域と定められた、
北海道、宮城県、群馬県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、石川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、
兵庫県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、熊本県、沖縄県
実施期間 : 2021年6月23日~30日募集、7月下旬発送、 8月以降政策提言など
協力団体 : WRI10×20×30日本プロジェクトとザ・コンシューマー・
グッズ・フォーラムJSLG各参画企業および、セーブ・ザ・
チルドレン・ジャパンのパートナー企業
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまのその他の支援活動はこちら
活動レポートが届きましたら、みなさまにご報告させていただきます。
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