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フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告「こども食堂に対する小口助成」(特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)

新潟県・そらいろこども食堂

特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえです。

新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せない中、多くのこども食堂ではお弁当の配布や食料の配布(フードパントリー)といった活動を並行して続けていますが、こうした活動はこども食堂にとって経済的な負担が大きいものでした。

私たちが立ち上げた「むすびえ・こども食堂基金」をはじめとして、各地の「こども食堂」が応募することができる助成金はいくつもありますが申請手続きが難しく、せっかくの助成制度を活用できない「こども食堂」もあるという実態もありました。

そのような現状を踏まえ、今回は可能な限り応募の複雑さや煩雑さを軽減して、シンプルで応募がしやすい小口の助成金「むすびえ・こども食堂基金mini」を新しく立ち上げました。これにより、20軒のこども食堂に対して、むすびえとして初めての助成金をお届けすることができました。

助成金の使途も比較的自由な形にしたことで、それぞれのこども食堂や地域の実情にあわせた形で活用いただくことができました。各助成対象からバリエーション豊かな報告が届いています。

<現地の様子や現地の声>

「395食のお弁当を地域の飲食店3店舗とコラボして配食。冷え込んだ地域経済の活性化に繋げることは勿論、学校休業などの影響を受ける子どもや保護者への支援としても大変喜ばれた」 (青森県・東地区ちいきの絆食堂)

「コロナ禍ということもあり、持ち帰りの食事の提供は大変喜ばれたが、いつもと違って蓋つきの容器を用意しなければならない点が、余分に経費が掛かったので、とても助かりました」 (熊本県・こどもプレイス・つなぐ)

三重県・尾鷲みんなの食堂

「日頃は思う存分にお菓子を購入してあげられないと聞いていたので、お菓子やキャラクターのレトルトカレーやカップ麺などを添えて配ると、取りに来た子どもたちは、ワーワー、キャーキャーと声をあげて喜んでいました」 (埼玉県・だがしカフェ夢はうす)

「地元の和菓子屋さんとのおはぎ作り体験、お料理教室での子どもたちが作った豚汁の無料配布、地元の中学生・高校生の部活動の発表、アクセサリー作りや地元の農家さんの野菜の販売、子どもたちが収穫したそば粉で地元の短大生が打ったそばの無料配布などを行いました」 (長野県・夢かなえ食堂)

「今回の助成金で、寄付等ではもらえないお肉類を多めに購入して、子どもたちにおいしいお弁当を届けることができました」 (茨城県・NPO法人sakura)

「助成金の一部で年季の入ったフライパンを買い替えることができました。『備品を買い替えるより、少しでも食材に』と、備品の購入を後回しにしてきたので、大変助かりました」

大阪府・多文化共生支援プロジェクト「スクスク」

<支援者へのメッセージ>

この度は、「フェリシモたすけあい基金」を活用し、「むすびえ・こども食堂基金mini」という新たな助成制度を構築・実施することができました。ありがとうございました。

私たちはこれまで、多くのこども食堂に助成金をお届けしてきましたが、まだまだ私たちの助成が届かないこども食堂が多く存在していることに歯がゆさを覚えていました。

今回の事業では、これまで繋がることができなかった多様なこども食堂に助成金をお届けし、ご縁を結ぶ素晴らしいきっかけになりました。今後もこの経験を活かして、より多くのこども食堂の活動をサポートできるようにしていきます。

今後とも私たち、そしてこども食堂の活動を暖かく見守って下されば幸いです。本当にありがとうございました。

■こども食堂に対する小口助成
実施場所 : 日本全域
実施期間 : 2020年11月1日~2021年1月31日(第1弾)
・プロジェクトの詳細はこちら
・全国こども食堂支援センター・むすびえさまのその他の支援活動はこちら

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