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フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告「子どもの食 応援ボックス」提供事業(公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

「フェリシモ たすけあい基金」から2022年度に基金を拠出した「公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

経済的に困難な家庭に「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を提供し、
子どもの食を改善する取り組みを実施

日本の子どもの7人に1人が相対的貧困下(その国の生活水準や経済環境と比較して困窮した状態)にあると言われています。経済的に困難な状況に置かれている子育て世帯に、充分な食事をとることがままならない子どもがいることが重大な問題の一つになっています。

そこでセーブ・ザ・チルドレンは、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年から、経済的に困難な状況にあるひとり親世帯に対して、食料品や日用品などを提供する「ひとり親家庭応援ボックス」を開始することにしました。その後は、「子どもの食 応援ボックス」としてふたり親世帯にも拡大し、 今回が6回目の実施となりました。

本プロジェクトでは、経済的に困難な子育て世帯の食を支え、子どもたちの育ちを保障するために、日本全国3,200世帯に対して「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を届けました。これは「応援ボックス」を提供した世帯の現状把握と、社会啓発や政策提言を行うことも目的にしています。

〈現地の様子や現地の声〉

今回、「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を利用した3,200世帯へのアンケートでは、利用者の5割以上が、過去1年の間に経済的な理由で、「子どもに関わる日々の食料」や「新しい衣類」、「体験活動の費用」などを支払うことができなかったことがわかりました。また、事後のアンケートに回答をした1,544世帯のうち、97.5%の世帯が「物価上昇の影響」を感じていることも明らかになりました。

「応援ボックス」を利用された方から、「ありがとう」の声が届きましたので、寄せられた感想の一部をご紹介します。

~保護者の声~

夏休みの給食がない時期は毎年大変でした。物価も上がり悩んでいた所に届いた応援ボックスは大変助かりました。ありがとうございます! 
子どもたちも私もプレゼントを開封する気持ちで段ボールを開け、大歓声でした。

この度は、たくさんのご支援をいただきありがとうございました。
いろいろな種類の食料や日用品をいただき、本当に助かります。生きていく上で必要なものばかりで、おかげで夏休みを越せそうです。
子どもが好きなお菓子や食べ物がたくさんあり、とても喜んでいました。食べ盛りな年ごろなので、たくさんの食料はとてもありがたいです。
私はひとりではない。たくさんの方々に支えてもらっていると感じます。
感謝の気持ちを忘れず、日々努力していこうと思います。
子どもの笑顔を失わないよう、がんばります。
この度は本当にありがとうございました。

〈支援者へのメッセージ〉

「応援ボックス」による支援が始まったきっかけは、2020年にセーブ・ザ・チルドレンが新型コロナウイルス感染症の拡大により小中高の一斉休校を受けて、全国の子どもたちを対象に実施した「緊急子どもアンケート」から、子どもたちの食生活が悪化している実態がわかったからです。

2022年現在では、「夏休み 子どもの食 応援ボックス」を利用した保護者から、「物価の上昇」という言葉が目立つようになり、食費の心配や子育ての負担が増えていることが浮きぼりになっています。そのような状況の中、みなさまからのあたたかいご支援によって、セーブ・ザ・チルドレンは子どもたちの食生活を支える活動を実施しています。

みなさまからのあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。セーブ・ザ・チルドレンは今後も子どもたちを取り巻く課題解決に向けて、活動を続けてまいります。

■「子どもの食 応援ボックス」提供事業
実施場所 : 日本国内
実施期間 : 2022年6月~2022年8月
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまのその他の支援活動はこちら

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