フェリシモ「海基金」から2023年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 アクアプラネット」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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植え付けから5年7ヵ月、順調に生育するサンゴたち
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2022年8月に石垣島の周辺でサンゴの白化現象が起こりました。フェリシモサンゴ畑のサンゴにも同様の現象があったことから、サンゴたちを白化が少なかった場所へと大移動させました。そして、2023年に新たな場所で育成し直したところ、サンゴたちは順調に生育し続けています。
現在サンゴたちを育成している場所は生育に適した環境のようで、今までの成長スピードを大きく上回りながら成長しています。特に青紫色のエダサンゴ(スギノキミドリイシ)の伸びがよく、この一年で大きく枝を伸ばしていることがわかると思うので、昨年と今年のサンゴを見比べてみてください。
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サンゴ畑のひとつの目標に産卵があります。指サイズだったサンゴが成長して産卵。産卵したサンゴが自然の岩礁や死滅したサンゴの上に着生してそこからまたサンゴ育ち、産卵を繰り返しながらサンゴ礁へと成長していく。このすばらしい自然のサイクルの一端をフェリシモサンゴ畑のサンゴが担っていると思うとわくわくしてきませんか。
本年も5月初旬の大潮でサンゴが産卵しました。順調に生育すればサンゴは毎年産卵してくれることでしょう。大きくなったサンゴにはたくさんの生きものたちが集まり、まるで水族館のようです。生きものたちにとってサンゴ畑はオアシスなので、生物多様性にも貢献しています。
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〈支援者のみなさまへ〉
この活動がサンゴの産卵や生物多様性に身を結び始めました。これは継続したご支援があったからこそここまでたどり着いたと感じています。自然環境の維持や再生は簡単なことではありません。日々変化する環境に対応するためにはみなさまからのお力が必要です。これからもご支援、応援よろしくお願いします。
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