「海基金」から2021年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 アクアプラネット」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
石垣島の海で育成していた「サンゴ畑」で、サンゴが産卵しました。
サンゴ苗50本の植付けをしてから、3年の間に30本が大きく成長をしました。部分的に死滅を起こしている個体は分割をして、生育のし直し作業を行った結果、現在では植付け当初と同じ数にまでもどりました。
指のサイズから育てたサンゴ苗は、今ではたくさんの魚たちを住まわすことができる「大邸宅」へと変化を遂げています。そして、サンゴがこのサイズまで大きくなると……「サンゴが産卵をします」。
なんと、今年の5月にサンゴの産卵を確認!!!
ついにやりました。サンゴ養殖活動の目標の一つを達成することができました。
育てたサンゴが産卵をし、自然の岩礁に着生。そこからサンゴ礁へ。
その一歩を踏み出したのです。サンゴの養殖活動に携わっている私たちにとっては、非常にうれしい瞬間で、このサンゴの産卵は、4月と5月に確認されました。
まだまだ成長をしているサンゴたち。それぞれのサンゴが大きく育てば育つほど、たくさんの生きものたちも集まってきます。色とりどりの魚たちが「サンゴ畑」で乱舞をしている、そんな様子も浮かんできます。私たちは「サンゴ畑」のメンテナンスを続けながら、サンゴの成長を見守っていきます。これからが楽しみですね!
〈支援者のみなさまへ〉
「サンゴ畑」でサンゴたちは成長を続け、産卵にたどり着きました。これは本当にすごいことです。しかし、サンゴは非常にデリケートなので、ちょっとしたストレスでも影響が現れるため、気を抜くことはできません。
継続したメンテナンス作業はもちろんのこと、ひとりひとりの行動が自然環境への配慮に繋がります。まだまだ成長途中のサンゴたちに、これからもご支援よろしくお願いします。
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