フェリシモ「海基金」から2021年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 海さくら」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
江の島の海にタツノオトシゴが戻る海を目標に、「毎月のゴミ拾い」と「海底に森をつくる」の2本柱で日々挑戦・活動中。
■海さくらゴミ拾い
★第174回 海さくらゴミ拾い~昭和ロックごみ拾いの巻~(2022年4月16日)
2022年に入っても、毎月準備をしていたゴミ拾いは、新型コロナウイルスの影響をうけて延期が続きました。参加されるみなさまに、「海」と「空」と「風」、そして「昭和ロックな気持ちで少しでも元気になってもらいたい」という思いから、このイベントを企画しました。
賛同してくださった元プリンセス・プリンセスのドラム富田さん、TUBEのベース角野さんほか、多くのミュージシャンの方々や1,000人を超えるみなさまと一緒にゴミを拾い、きれいになったビーチで、音楽を楽しみ、笑っていただきました。
※第174回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら
★第175回 海さくらゴミ拾い~SHONAN530の巻~(2022年5月29日)
5月30日は、海ごみゼロの日。
「本気で海をキレイにしたい!」そのためには「力を合わせることが大切」という思いから、湘南海岸でゴミ拾いや環境活動を実施している団体と力を合わせて、5海岸(辻堂西→辻堂東→鵠沼海岸→片瀬西浜→片瀬東浜)で朝から夕方までゴミ拾いを行いました。
1,000人以上の参加者たちは、「海ごみ・川ごみ」の話を聞いたり、各海岸での個性ある楽しいゴミ拾いを行いました。最終地点の片瀬東浜では、「海ごみゼロ」のサンドアートが作られ、廃油で作ったろうそくを灯して、ビーチヨガを楽しんでいただきました。
※第175回海さくらゴミ拾いの詳細はこちら
■海底に森をつくるプロジェクト
★アマモが自生しはじめた感動の日(2022年3月24日)
2021年6月。私たちが「育て・植えたアマモ」に、コウイカが卵を産んでくれました。「イカに認められた海底の森」ができそうな状況に大感動しましたが、その後の台風と荒れた海の影響のせいか、かわいいアマモたちは10月の観察時には姿を消していました。
2022年1月の観察時にもアマモたちの姿は発見することができず、涙がでてきました。しかし、海草(海藻)は、1月~3月の海水温が低い時期に育つことから再度、3月24日に観察をしたところ、私たちが「育て・植えたアマモ」は少し範囲を広げた場所で「自生」してくれていたのです。
夏の台風や水温の上昇も乗り越えて、「自生」してくれたアマモを見た時、感動して、また涙がでてきました。
〈支援者のみなさまへ〉
いつもみなさまから応援をいただき、心より感謝申し上げます。
多くの参加者が集まるようになった「海さくらゴミ拾い」は、コロナ禍で密になることを避けるために、1月~3月のゴミ拾いは中止となりました。
心は暗くなり落ち込みましたが、同時に「自然」や人の優しさから「強さ」を学びました。アマモが荒れ狂った季節を乗り越えて「自生」したように、私たちもいろいろな障害を乗り越えながら、愛情をもって挑戦し続けます。そして、海をキレイにして笑顔が増えるようにがんばります!! 本当にありがとうございました。
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