2017年度に次の基金より拠出した沖縄県立沖縄水産高等学校さまの活動レポートをご紹介します。
【毎年恒例の沖縄水産高等学校と協力企業さまとの沖縄本島南部海岸におけるビーチクリーン活動】
本校総合学科海洋生物系列・マリンスポーツ系列と琉球ガラス工芸協業組合さん、ビクトリー陶器さん、フェリシモさんと合同で行っている沖縄本島南部海岸でのビーチクリーン活動ですが、今年で9回目になりました。
ゴミ収集活動の様子
昨年と同じ場所での活動ですが、思っていた以上にゴミが多く、手に持った袋がすぐにいっぱいになっていきます。
集めたゴミは種類ごとに分別します
種類ごとに計量して記録します
集めたゴミは種類ごとに分別し、それぞれ計量しました。その総重量は・・・・・・なんと622キログラム!!
この量には生徒たちもさすがに驚いていました。その中でも特に多かったのが発砲スチロール・ビニール系のゴミで約300キログラム、次いで可燃・木材類のゴミが210キログラムありました。
いずれも人間活動により海へ出たゴミであり、「美(ちゅ)ら海」といわれる沖縄であっても、海洋汚染や海洋環境の悪化は身近で深刻な問題である事を生徒たちは改めて実感したようです。
<支援者のみなさまへ>
沖縄水産高校では次世代をになう新たな視点を持った水産・海洋関連産業の後継者育成を目指し、海洋環境教育にも力を入れています。今後は海基金からご支援いただいた備品を活用し、継続的な沖縄本島南部海域の環境調査を実施する予定です。水質測定やサンゴを含めた生物調査を通して、生徒に海洋環境の変化を体感させることで興味や関心を高め、知識・理解の深化を図ることが将来的な「サンゴ礁の保全活動」につながると考えています。これからもご支援いただければ幸いです。
前回の報告はこちら
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