2014年度に次の基金より拠出した特定非営利活動法人 美ら海振興会さまの活動レポートをご紹介します。
■ダイビング&スノーケル専用 シーサイドパーク内で植え付けサンゴの中間養殖
今回は、初めての試みを行いました。通常は、サンゴ株を養殖業者から引き取るとすぐにそのまま、私たちの活動場所であるチービシに植え付けてしまいます。写真にあるように今回の方法は一度、穏やかな海の環境で小さなサンゴを更に大きくしてから実際に植え付けます。
ある程度、大きくすることで植え付けた後の生存率がだいぶ改善されるのではないかと期待しています。大きく丈夫に育てて植え付けることで、魚の食害にも負けないサンゴになります。サンゴの植え付けは試行錯誤しながらデータを蓄積し、そのほかに私たちの肌で感じるデータも織り交ぜて、最善だと思われる植え付け方法や植え付け場所、植え付け時期を探し続けます。ペットボトルにくくりつけたサンゴは、大きくなるにつれペットボトルの浮力にも負けない重さに育っていきます。
<支援者のみなさまへ>
私たちはサンゴ礁の再生という、時間や人手が必要になる地道な活動を行っています。
それだけではなく、植え付けた場所の周辺海域の清掃活動、サンゴの天敵の駆除活動も行っていますが地球の自然は、陸上だけではなく水中も深刻なダメージを受けています。
天災だけではなく人災による環境悪化を目のあたりにして人の無力さを感じます。でも、指をくわえて見ていても何もよくならない・・・これからも活動を続けていきます。
前回の報告書はこちら
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