2014年度に次の基金より拠出した沖縄県立沖縄水産高等学校さまの活動レポートをご紹介します。
■沖縄県立沖縄水産高校 総合学科 海洋生物系列、マリンスポーツ系列
【ビーチクリーン】 玻名城の郷ビーチ(八重瀬町)
この活動は2009年に始まり、沖縄水産高校総合学科 海洋生物系列・マリンスポーツ系列、琉球ガラス村(琉球ガラス工芸協業組合)さん、(株)フェリシモさん、ビクトリー陶器(有)さんと合同で沖縄県南部の大度海岸の清掃活動に取り組んでいます。
授業で利用する大度海岸、玻名城の郷ビーチでのビーチクリーン活動も今年で7年目となりました。
(H27年11/17実施 第7回合同ビーチクリーン 279.2kg)
ペットボトルや空容器など、プラスチック製品やゴム製品等の生活ごみが多いことに生徒達も驚いていました。
【イシサンゴ類の苗づくり】 本校飼育水槽
2009年から始めたサンゴの苗が順調に生育しています。株が増えると海への移植を行います。
【シラヒゲウニの放流】 本校、地域沿岸海域
沖縄県に生息する食用ウニ(シラヒゲウニ)は資源量が激減しています。ウニの人工受精により約3000個体の種苗を生産し、そのうち約2000個体を海へ放流しました。種苗作りに始まり、放流するまでの養育は手間がかかりますが、命の尊さを日々実感しながら養殖の技術を学んでいます。(H27年7/23)
学校における様々なフィールド実習では、スキンダイビング器材と水中カメラを駆使し地域沿岸海域の生物層調査を行い、海洋生物の生態や海洋環境などを学んでいます。また、ビーチクリーン活動や様々な生き物の養殖や放流実習を通し、これまでの学習活動に関わってきた多くの生徒たちが、一人でも多く沖縄の海への意識を高め、将来、沖縄の海や生き物たちを守るリーダーに育って欲しいと願っています。
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