フェリシモCompany

2023年度基金活動報告ーボルネオの森を守る活動への支援(認定NPO法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン)

フェリシモ「旭山動物園とボルネオの森恩返し基金」から2023年度に基金を拠出した「認定NPO法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

コロナ禍の騒動が落ち着いた2024年2月下旬、約3年ぶりにボルネオ島北部のマレーシア領サバ州を訪問することができました。

今回の主な目的は、現地で野生動物保護を担当しているサバ州野生生物局の局長と面会をして、コロナ禍の現地の様子と今後の活動・協力体制などについての認識の共有、そして野生動物保護施設とボルネオゾウの保護飼育の最新状況を視察することでした。

政府関係者との面会の様子

私たちが運営を支援している象の保護施設に、1歳にも満たないかわいい象の赤ちゃんが保護されていました。親からはぐれてこの施設にやってきた彼(あるいは彼女?)を、親がいないまま野生に戻すことはむずかしいことから、この象の赤ちゃんがこれからも保護施設で生きていくことになることを考えると胸が痛みました。

現在、保護施設内では施設運営に欠かすことができない水を確保するために井戸掘り作業が進められています。炎天下で高湿度の中、毎日過酷な作業を続けてくれている現地作業員の方々を鼓舞するために、2日間ですが井戸掘り作業に参加しました。毎日の作業の進捗状況を、快適な日本からスマホで確認するだけではわかり得ない作業のハードさを体感することができました。

象の保護施設内に建設している井戸掘り活動を体験。これはとてもハードな作業でした。

夕方にボルネオ島を代表するキナバタンガン川をリバークルーズすると、私たちは幸運にもボルネオゾウの群れに遭遇することができました。夕暮れの中で、みずみずしいいのちの輝きに心を奪われた私たちは時のたつのも忘れて見惚れていました。

リバークルーズで遭遇したボルネオゾウ

〈支援者のみなさまへ〉

あたたかいご支援をありがとうございます。生物多様性の保全はいまや人類共通の課題になりました。私たちはこれまでの15年間、動物たちのいのちをつなぎ、野生生物が生きる場を守ることは私たち人間にとってもよい未来につながると信じて、全力で活動を続けてきました。

私たちの活動は問題の大きさに比べると大河の一滴のような活動なのかもしれませんが、私たちがこれからもこの活動を続けていくためにはみなさまからのご支援が必要です。引き続きよろしくお願いします。

・ボルネオ保全トラスト・ジャパンさまの支援活動の最新詳細はこちらから

旭山動物園とボルネオの森恩返し基金

旭山動物園とフェリシモによる共同プロジェクト。旭山動物園と一緒につくった基金付きのアイテムを購入いただくことで、動物の世界を楽しみながら応援できる取り組みです。

旭山動物園・ボルネオの森応援基金のページ

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る