フェリシモの「女川 スペインタイルプロジェクト基金」から2022年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 みなとまちセラミカ工房」さまより、このたび活動レポートが届きましたので、下記にてご紹介します。
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メモリアル体験で制作された136枚のスペインタイルが彩る街
スペインタイルの絵付け体験は女川を訪れる方々にとても人気があります。中でも「メモリアル体験」は同じタイルを2枚制作して、一枚は自分用、もう一枚は女川の街を彩るために遺すプロジェクトとして2014年から始め、県内はもとより日本全国そして海外からも参加いただいています。
タイルの貼り付け作業は1年に1回。毎年9月に開催される「さんま収穫祭」に合わせて行っています。今年は2022年9月下旬から2023年9月2日までに制作されたメモリアルタイル計136枚を設置することができました。
メモリアルタイルの設置場所は、JR女川駅から駅前にある商店街「シーパルピア女川」のレンガ道を海に向かって真っすぐ歩いて行くと、左手にある「ガル屋beer」さんと「マグロ屋明神丸」さんの外壁の基礎部分にあります。
これまで商店街に設置したメモリアルタイルは今年で2200枚になりました。それらの作品を見ると、その時のお客さまとの時間が目に浮かんできます。
何よりうれしいのは、「作品に会いに来ました!」と、自分の作品を見るためにお客さまが再訪してくださることです。作品にある日付を頼りに自分のタイルを探し出して見つけた瞬間、「あった!」思わず声が出たことを報告に来てくださることもありました。
東日本大震災後に私たちが女川でスペインタイル事業を立ち上げてから10年が経過しました。町の復興とともにタイルの彩りも少しずつ増えて、今では震災後の新しい景色として女川の街並みを明るく彩っています。
〈支援者のみなさまへ〉
みなさまからのご支援で女川の街は新しいスペインタイルで彩られ、その想いは女川の街に遺り続けます。ご支援くださった多くのみなさま、「女川 スペインタイルプロジェクト基金」の関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。
いつの日かこのスペインタイルが輝く女川の街にお越しいただき、みなさまにお逢いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。
■女川町を飾るスペインタイルプロジェクト
実施場所 : 宮城県牡鹿郡女川町
実施期間 : 2022年9月下旬~2023年9月上旬
・みなとまちセラミカ工房さまのホームページはこちら
・震災前後の女川駅の様子は以下のサイトからご覧いただけます。
出典(サイト名「海の見える駅」)女川駅
■女川 スペインタイルプロジェクト基金 (※基金のご案内は終了)
復興していく女川町を鮮やかに飾るプロジェクトのために活用されます。
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