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2021年度基金活動報告―チャイルド・ケモ・ハウスへの支援(公益財団法人 チャイルド・ケモ・サポート基金)

「フェリシモメリーで社会貢献(難病の子どもたちとその家族を支える活動支援)」から、2021年度に基金を拠出した「チャイルド・ケモ・サポート基金」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

「チャイルド・ケモ・ハウス」を利用する患児のきょうだいさんたちに、思い切り遊べる環境とサポート体制の提供

兵庫県神戸市にあるチャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)は、近隣病院で高度医療を受けられるお子さんとそのご家族がおうちのような環境で滞在していただける施設です。滞在者は、兵庫県下だけでなく、九州や四国などの遠方からも大きな不安を抱えながら来られるご家族のために、日常生活のサポートや相談支援なども行っています。

その中の重要な支援のひとつに、「きょうだいさんへのサポート」があります。

子どもが重い病気になると保護者や周りの人たちは、どうしても病気になったお子さんに、物理的にも精神的にも重きを置いてしまいます。その一方で、家族が突然バラバラの生活になり、寂しい想いや不安を抱えているきょうだいさんたちがいます。

当施設では、普段はさまざまな想いを抱えながら我慢をしているきょうだいさんが「楽しかった!」と思えるように、スタッフが「遊びや預かりのサポート」を行っています。

スタッフとお部屋で雪合戦をしているきょうだいさん

体力のあるきょうだいさんが思いきり楽むことができるミニドラムセット、トレーニングマシンや卓球台。ほかにも、ボードゲームや宝探しなどがあります。

教室スペースには、きょうだいさんが遊べるミニドラムなどがあります

「チャイケモに行ったら卓球もサッカーもできるよ!」
チャイケモで滞在経験のあるお子さんが、チャイケモに来たことのないお子さんに説明をしてくれます。

「お誕生日はどこに行きたい?」
きょうだいさんに聞くと、「チャイケモ!」と言うんです。
と、お母さんが笑顔で話してくださったのがとても印象的でした。

〈支援者のみなさまへ〉

いつもたくさんのご支援をありがとうございます。
みなさまのおかげで小児がんや難病のお子さんときょうだいさん、ご両親が安心して家族で過ごすことができる滞在施設の運営を継続することができました。

当施設では、患児さん、きょうだいさん、お父さん、お母さんのそれぞれにサポートが必要だと考えています。そして、「必要な時に必要な支援」ができるように、できるだけ24時間体制で運営をしています。

ご家族の滞在の受け入れをするだけでなく、お子さんの遊びや相談支援と気分転換。残念ながらお子さんが亡くなられた後のグリーフケア(大切な人を亡くした後に抱く感情への気配り)などが実現できるのは、こうしてご支援くださっているみなさまのおかげです。スタッフ一同、心より感謝いたします。

滞在中のご家族が少しでも手づくりの食事できるように整備をした厨房

■チャイルド・ケモ・サポート基金(チャイルド・ケモ・ハウス)さまの
 その他の活動はこちらから。

難病の子どもたちとその家族を支える活動支援
病気の子どもたちが家族と安心して過ごせるために活用されます。
難病の子どもたちとその家族を支える活動支援のページへ

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