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2023年度基金活動報告ー「おすそわけ」活動への支援(認定NPO法人 おてらおやつクラブ)

フェリシモ「おてらおやつクラブ基金」から、2023年度に基金を拠出した「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

ご家庭に届いた「おすそわけ」

私たちは、お寺に集まる食品や日用品などの「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として、全国のひとり親家庭や子ども・若者をサポートする支援団体へ「おすそわけ」として届けています。

困りごとを抱えながら、地域の誰にも相談できずにいるひとり親家庭に対して、「おすそわけ」を送るだけでなく、支援情報や近隣にある支援団体への紹介なども併せて行っています。

この「おすそわけ」を介した相談の積み重ねは、困りごとを抱えるひとり親家庭にとって、「困ったときに助けを求められる人や場がある」ことを、少しずつ実感してもらうことが、社会的孤立からの解消につながると私たちは考えています。そして、相談先が複数できることで、安心して子どもたちをはぐくむ社会になって欲しいと願っています。

以下、当団体から「おすそわけ」をしたご家庭から届いた「声」の一部をご紹介します。

◆登録してすぐに送ってくださり本当にうれしく思います。夫が家出をして、生活費ももらえないそんな中、子どもに食べさせても私は1日1食。本当に助かりました。あたたかいお言葉のメッセージカードも入っており、涙がでてきました。
(30代のお母さま お子さま1名)

◆身内がおらず子どもと2人きりの生活の中で、誰かから何かを送ってもらうこともありません。おてらおやつクラブさまとつながった、「おすそわけ」をいただいたことで、ひとりじゃないと思えました。これからもがんばっていきます。
(30代のお母さま お子さま1名)

◆物価が上がったことと、仕事が減ったこと。子どもが大きくなって食費がかさむようになってきたことで、生活できるか不安になっていたところへ、「おすそわけ」を送っていただいて、気持ちが楽になりました。本当にありがとうございました。
(40代のお母さま お子さま1名)

〈支援者のみなさまへ〉

私たちは「子どもの貧困問題」の解決に向けて、「たよってうれしい、たよられてうれしい。」と実感しながら、さまざまな困りごとを抱えるひとり親家庭が、孤立しない社会を実現するために活動をしています。

みなさまからのご寄付は、おすそわけ事業にかかる発送費や、消耗品費をはじめとした運営費として、大切に活用させていただいております。また昨年からは、フェリシモ「おてらぶ™」のみなさまと連携して、フェリシモのお客さまが「おそなえ」を共同で購入できる「みんなでおそなえギフト」を開始しました。

このように、みなさまからさまざまな形でのご支援に感謝しております。

■おてらおやつクラブさまのその他の活動はこちらから
■「みんなでおそなえギフト」の詳細はこちらから 
■フェリシモ「おてらぶ™」のサイトはこちらから

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