フェリシモ「おてらおやつクラブ基金」から、2023年度に基金を拠出した「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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10年の節目を迎えたおてらおやつクラブの活動
私たちはお寺に集まる食品や日用品などの「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として、全国のひとり親家庭や子ども・若者をサポートする支援団体へ「おすそわけ」として届けています。
厚生労働省が発表した国民生活基礎調査によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%で、おてらおやつクラブの活動が始まった2012年の調査(16.3%)と比べると改善傾向になっています。
しかし、そもそも「子どもを産む」という選択肢を選べない家庭が増えたことで、結果的に子どもの数が減り、貧困率が改善しているように見えると考察する学者もいます。まだまだ国内の子どもの貧困問題は根深く、おてらおやつクラブにはご家庭から日々「たすけて」の声が届いています。
以下、当団体から「おすそわけ」をしたご家庭から届いた「声」の一部をご紹介します。
◆物価高で食費を削ってやり繰りをしていたので、数日分の食費・生活費が浮いて助かりました。甘いお菓子にほっこり癒され、自然と涙があふれました。頼れる身内もなく孤独を感じ、張り詰めていたせいか、おてらおやつクラブを通して人のやさしさ・あたたかさを感じることができました。人とのつながりって素敵ですね。
「おすそわけ」は助かりましたが、それより自分の心が救われた気がします。この気持ちを忘れずに、子どもが巣立ち落ちついたら、今度は支援できる側に立ちたいという目標ができました。(徳島県のお母さま)
◆収入が減っているのに物価高で、野菜も夏の暑さの影響なのかびっくりするほど高騰して経済的に大ピンチでした。いただいた手書きのイラストと励ましのメッセージに涙があふれました。他界した母から手紙をもらったようなあたかい気持ちになりました。(神奈川県のお母さま)
これからもおてらおやつクラブは、困りごとを抱えたときに気兼ねなく「たすけて」と言える社会を目指して、「おすそわけ」を届けていきます。
〈支援者のみなさまへ〉
私たちは「子どもの貧困問題」の解消に向けて、さまざまな困りごとを抱えているひとり親家庭が孤立せず、「たよってうれしい、たよられてうれしい。」と実感できる社会の実現を目指して活動をしています。
みなさまからのご寄付は、おすそわけ事業にかかる発送費や、消耗品費をはじめとした運営費として、大切に活用しています。
また昨年からは、フェリシモのお客さまが「野菜がごろごろ精進カレー」を購入されると、4個セットのうち3個は購入者さまに、残りの1個は「おてらおやつクラブ」を通して支援が必要なご家庭へ「おすそわけ」されています。みなさまからさまざまな形でのご支援に、心から感謝しています。
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【活動紹介】全国のお寺から支援団体・ひとり親家庭へ
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