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2021年度基金活動報告―「おすそわけ」活動への支援(認定NPO法人 おてらおやつクラブ)

フェリシモ「おてらおやつクラブ基金」から2021年度に基金を拠出した「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

おてらおやつクラブは、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもを支援する団体やご家庭へ「おすそわけ」する活動です。

事務局に届く「助けて」の声は、前年と比べると3倍以上に急増。支援している世帯数も5,000世帯(2022年3月末時点)を超え、日々その深刻さは増しています。

「今食べるものがない」「今助けてほしい」という切羽詰まった声が多いため、事務局では可能な限り、即時的に「おすそわけ」をお送りしています。家庭からの初めてのコンタクトから発送するまでを3日以内にするように心がけた達成率は95%になっています。

増大する支援要請にこたえるため、ヤマト運輸さまと連携したシステム開発を行ったことで、全国の寺院から家庭へ「おすそわけ」を届ける体制が整いました。

ヤマト運輸さまと連携し、フリマサイトなどで使用される匿名配送システムを導入しました。

当団体から「おすそわけ」をしたご家庭から届いた声をご紹介します。

◆荷物が届いて開封するのを子どもが楽しみにしていました。学校や受験などで精神的なストレスで引きこもりになっていましたが、久しぶりにはしゃいでよく喋りながら開封してました。子どもらしい姿に、私もうれしかったです
(40代のお母さま 女児1名)

◆お米が本当に助かります。ボディーソープも無かったので有難いです。子どももとても喜んでいます。その姿を見ると本当に感謝で胸がいっぱいになります。小さな事でも親切にして周りに返していこうねと話しています。
(50代のお母さま 女児1名)

(上:ある家庭から届いたお礼の手紙)

コロナ禍で精神的・肉体的にも疲弊する様子が見受けられる中で、当団体の支援を通して、「ひとりじゃない、頼れる場所がある」、「また明日からがんばろう」といったポジティブな心理的変化に寄与できていることを実感しています。

〈支援者のみなさまへ〉

平素からみなさまのご支援に心より御礼申し上げます。

2021年度は、支援者のみなさまからのお力添えにより、ご家庭および支援団体さまに、のべ15,668件の「おすそわけ」を発送することができました。みなさまからのご寄付は、おすそわけ事業にかかる発送費や消耗品費をはじめとした運営費として、大切に活用させていただいております。

おてらおやつクラブでは引き続きこの「おすそわけ活動」を通して、子どもの貧困問題の解決、さらには「たよってうれしい、たよられてうれしい。」共助社会の創出に向けた事業に取り組んで参ります。

今後とも何卒、ご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

「たよってうれしい、たよられてうれしい。」と思えるような社会をめざして活動しています。

■おてらおやつクラブさまのその他の活動はこちらから

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