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2019年度基金活動報告 ― 「おすそわけ」活動への支援(特定非営利活動法人おてらおやつクラブ)

おてらおやつクラブ基金から、2019年度に拠出した特定非営利活動法人おてらおやつクラブさまの活動レポートをご紹介します。

経済的に困難を抱えるひとり親家庭へ、お寺からお供えもの(お米、お菓子、健康食品、日用品等)をおすそわけしました。

おてらおやつクラブ事務局には、経済的な困窮を抱えたひとり親家庭から支援を求める声が数多く届きます。特に2020年に入ってからは新型コロナウイルスの影響が大きく、ひとり親家庭からの緊急の支援要請が急増しています。その背景には、主に以下のような理由があります。

  • 多くのひとり親が非正規雇用であり、休職や解雇によって経済状況が悪化した
  • 休校措置により子どもが在宅を余儀なくされ、食費増加による経済的な負担が増した
  • 自身や子どもを取り巻く環境がより不安定になり、心理的な負担が増した

お母さんたちからの「助けて」の声に迅速に応え安心感を届けられるよう、おてらおやつクラブ事務局からお米やお菓子、健康食品などの「おすそわけ」をお送りしています。
みなさまからお預かりしたご寄付は、お届けの際の配送料に使わせていただいています。

実際にお送りしている「おすそわけ」

■お届け先のみなさまから届いたメッセージの一部をご紹介します。

早速送っていただき、ありがとうございました!  子どもたちにお菓子が届いたよ~! と伝えると大喜びでした。 コロナウイルスで家に籠りっぱなしで疲れが出ていたのですが、心遣いに救われました。 (30代お母さん/子ども2人)

子どもたちにもきちんと説明し、感謝して生きていく事、自分達が大人になったら困ってる人を助けられる人になってほしい。と伝えました。箱が届いた時、本当に感謝の気持ちでいっぱいで涙が出ました。 (20代お母さん/子ども3人)

中には、子どもさんからの直筆のお手紙も

みなさまからのお気持ちが、多くの方々の力になっています。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

<支援者のみなさまへ>

みなさまからのご寄付により、ひとり親家庭から日々寄せられる緊急の支援要請の声に応えることができています。おかげさまでお母さんたちからは、「誰かが気にかけてくれていることが、心の支えになっている」という旨のメッセージがたくさん届いています。心から感謝申し上げます。

しかしながら、コロナ禍によってより深刻になったご家庭の生活状況が改善されるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。緊急事態宣言が解除された今もなお、多くのご家庭から支援を求める声が事務局に届いています。引き続きのお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。

末筆ながら、みなさま方もどうか心身ともに健やかにお過ごしくださいませ。

■おてらおやつクラブさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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