2014年度に次の基金より拠出した自然栽培農学校さまの活動レポートをご紹介します。
Hokkaido 木村秋則自然栽培農学校 ―2015 年度活動内容―
2015年度は 37 名の生徒が農学校で学びました。累計で97 名の方々が、木村秋則校長の指導を受け、各自の農場や家庭で自然栽培を実践しています。
<講義内容>
5月 畝作り、苗の植え付け、播種、果樹の管理/仁木農場にて木村校長講義(直接指導)
6月 畝作り、苗の植え付け、播種、果樹の管理/仁木農場にて木村校長講義(直接指導)
7月 果樹を含む栽培作物の生育管理 収穫作業及び座学
8月 栽培作物の管理と観察/仁木農場にて木村校長講義(直接指導)
9月 果樹を含む栽培と管理、収穫作業及び座学/仁木農場にて木村校長講義(直接指導)
10月 栽培作物の生育管理、採種、畑の片付け/仁木農場にて木村校長講義(直接指導)
11月 果樹の冬支度(有志の参加)
2015年 の作業風景
畝づくり 種まき 苗植え
苗植え 収穫
基金を有効に活用するため、約10人のスタッフで年間の活動内容を吟味し、将来のために何が必要かを考えながら、年間の作業を進めています。
2015年 りんごの苗植え
りんごの剪定指導 りんごの枯れた木
りんごの木の泥塗り りんごの木を結ぶ りんごの摘花指導
将来に残すために、本年度はりんごの苗を植樹しました。植樹数を300 本にして、農学校の総数が500 本になるようにしました。同時に木村秋則校長より、りんごの植え方と剪定の方法を指導いただきました。
弘前自然栽培実験圃 ―2015 年度活動内容―
2015年度は10名の生徒が学びました。累計で22 名の方々が、木村秋則校長の指導を受け、各自の指導員の道を実践しようとしています。
2015年 圃場の確保
土地が固まって耕すことが困難でしたが、何とか有効な部分を耕せました。
土壌改良のために雑草を刈り乾燥させ、耕した土壌に混ぜて自然の肥料にします。
弘前は寒い地域。野菜を植える畝には黒のマルチシートを温度を保つために使用します。
土地の高低差があるため一定の間隔で側溝を掘り水の流れを管理します。
特定の圃場を多くの面積で確保できないため、数か所の圃場に置いて土壌改良から始めています。指導員養成のためにも、一から学べる環境が用意されています。
基本的な土壌と水利の改良方法を学ぶことは全国の農場でのさまざまな環境においても指導員の基本になります。
また、りんご・野菜・米などを一通り学ぶことで指導員としてより詳しい知識を得られることで農家の人々により良い指導ができると考えています。
<支援者のみなさまへ>
それぞれの活動の将来を見据えて、より良い方向に基金を使用させていただきます。これからもご支援のほどよろしくお願いいたします。
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