フェリシモCompany

2023年度基金活動報告ー木村式農学校の運用と指導員育成支援(Hokkaido木村秋則自然栽培農学校)

フェリシモ「自然栽培農法推進基金」および「フェリシモメリーで社会貢献(Hakkaido木村秋則自然栽培農学校と木村秋則さんの指導活動支援)」から2023年度に基金を拠出した「Hokkaido木村秋則自然栽培農学校」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

Hokkaido木村秋則自然栽培農学校では、木村秋則先生や外部講師たちと一緒に自然栽培の知識を深め、自家採種(一度収穫された作物の種を次の作付けに必要な種を自ら採種すること)の方法やはちみつのこと、風車の影響などについて、Zoom講義や調理実習などのさまざまな方法によって学び・実践をしています。

農学校のふかふかの畑

自然栽培の畑はいつもふかふかで、森の土と同じやわらかい土が特徴です。

Hokkaido木村秋則自然栽培農学校を開校した当時の畑は、粘土のように固まった土でした。栄養分の少ない土の固い畑を、木村先生は継続して大豆を植え続けることと、水はけをよくするために「明渠(めいきょ)※1」を掘ることを指導されました。
※1 明渠:排水などのために地上に出ている部分を開け放した水路

大豆は微生物の活性を高めてくれるので、年を追うごとに土が変化しておいしい野菜が実る畑になります。入学してきた農学校の生徒から、「土がやわらかく、ふかふかですね!」と言われて、私たちもはじめて大豆の力と畑の水はけの重要性を実感しました。

おいしい野菜は、肥料で育てるのではなく、大豆で育てることが自然栽培です。

農学校の授業風景

〈支援者のみなさまへ〉

本年度もHokkaido木村秋則自然栽培農学校にたくさんのご支援を賜り、誠にありがとうございます。

世界的なオーガニックブームやインターネット、SNSなどにおいて、肥料や農薬、除草剤などを使用しない栽培方法を発信される方が増えて、自然栽培にとっては追い風を感じる一方で、自然栽培の必要性を感じて新規就農を志す人たちにとっては、まだまだ受け入れ環境がきびしい状況にあります。

そのためにも私たちは、肥料や農薬を使用しなくても農作物が育つ農法の成功体験の場である農学校の運営をこれからも継続していく所存です。

農学校の授業風景

■Hokkaido木村秋則自然栽培農学校さまのその他の活動はこちらから

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る