フェリシモCompany

「東北グランマの仕事づくり」の渡邊智恵子さんが「神戸学校」で講演されました

震災のあといち早く被災地の女性たちの仕事づくりに取り組み、「東北グランマの手仕事」を日本中に広められた株式会社アバンティの渡邊智恵子社長が、フェリシモが主催する「神戸学校」で講演をされました。

3a8493ae7a.jpg

渡邊さんは1990年から「オーガニック製品を通して社会貢献をする」という理念のもと、オーガニックコットンの原綿を輸入し、糸・生地・製品までを一貫して日本製にこだわってものづくりをしてこられました。「化学薬品を使わない」「遺伝子組み換えをしない」、そして生産者の人権を守り、児童労働を認めないという一貫した姿勢のもと、気持ちのいい毎日のための衣類やバスグッズ、ベビーウエアなどを「プリスティン」というオリジナルブランドを展開されています。東北グランマの仕事づくりの製品にも、オーガニックコットンの布や原綿を使用しています。

 

IMG_1671.jpg

会場でも販売された、グランマの手づくりの「オーガニックコットンベイブ」。

福島で生まれたオーガニックコットンの綿と種でできたかわいいお人形です。

 

 

講演の中で渡邊さんは、遺伝子組み換え作物、染色に使われる化学薬品、東日本大震災の被災地の現状などさまざまな社会課題について解説し、ソーシャルビジネスに取り組む思いを熱く語ってくださいました。ご自身がオーガニックコットンの栽培で生物の本来あるべき姿を再認識したこと、娘を持ったこと、そして「仕事は多くの人の活力を生み出す」と実感されたことで生まれた思いが、社会企業家としての力強い活動を支えています。

 

IMG_6936TR.jpg

 

商人の精神「売り手よし、買い手よし、周りよし」の「三方よし」に、渡邊さんは「作り手よし」を加え「四方よし」を会社の行動指針にされています。東北のグランマのお仕事も、「義援金ではなく、ものを作ることが作り手の生活の糧になる」との信念により現在もしっかりと続いています。フェリシモの「東北のお母さんプロジェクト」や 「東北 花咲かお母さんプロジェクト」も、渡邉さんからの作り手さんのご紹介や、商品流通におけるご協力のおかげで誕生し、これまで続けてこられました。舞台上の渡邉さんから「素敵なパートナー」と紹介を受けたフェリシモのプロジェクトの担当たちも、照れながら会場のみなさまにごあいさつをさせていただきました。これからも素晴しい先輩、そして同じ目標を持つパートナーとして、渡邊さんと一緒に素敵な未来を作っていけたら、と私たちも願っています。

 

 

当日、会場では『とうほく帖』などの最新カタログの配布とともに、とうほく帖の掲載コレクションも多数展示。来場されたみなさまも、新しいコレクションを手に取ってごらんになったり、連結された「つながるオルゴール六葉琴 ~花は咲く~」を演奏されたりしました。

 

展示.png

 会場の神戸朝日ホールのロビー。

『とうほく帖』の彩りあふれるコレクションが飾りました。

 

この日の「神戸学校」の詳細や映像は、フェリシモの神戸学校のウェブサイトで近日中に紹介されます。ぜひご覧ください。

  

 

 

 

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る