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春にチューリップが咲くのが本当に楽しみで、心があたたかくなりました。

2011年10月下旬から12月にかけて、宮城県石巻市内にて、花の苗やプランター、チューリップの球根をお配りました。
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仮設住宅団地や、1階部分が津波の被害を受けたもののその2階で暮らしている在宅避難者の世帯など、15ヵ所、約1,000世帯です。
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牡鹿半島でホタテの養殖をしていた石森さんは、津波で夫を失い、家も機械も畑も田んぼもすべて流されてしまいました。
今は息子たちと3人で仮設住宅で暮らしています。
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「畑もやっていたし、花も好きなので、ずっと花を植えたいと思っていました。
けれど、私が住んでいる仮設住宅は買い物に行くもの大変で、
今までなかなか機会がありませんでした。とてもうれしいです。
春にチューリップが咲くのが本当に楽しみで、心があたたかくなりました。
私の畑もいつか再開できたらいいなと思っています」。
石森さんは、先日ようやく北海道からホタテの養殖用の機材が届き、浜に簡単な小屋を建てて、養殖業再開に向けて準備がスタートしたと話してくれました。
今回の花の配布は石巻市内で支援活動を行うJENを通じて行いました。
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「『気持ちがすっとした』『心地よい疲労感』などの感想を多くいただき、あらためて人をいやす花の力、土の力を感じました」と配布を担当してくれたJENの伊藤さんはおっしゃいます。
JENでは、単なる物資を配るだけでなく、地元園芸店の方に植え方の説明をいただいたり、団地のみんなで一緒に作業を行い、その後、一緒に「お茶っこ飲み」(地方の言葉で、みんなでお茶を飲みながらおしゃべるすること)の時間もとったりと、コミュニティの交流が深まるような働きかけを今後も進めていきたいと考えています。
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