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復興への希望を「小々汐太鼓」に託して。

11月20日、宮城県・気仙沼市浦島小学校の体育館で「さざなみ祭り」が開催されました。
このイベントは、同校が震災で延期していた運動会や学芸会を合同で行うと企画したものです。
震災から7ヶ月、もともと24名だった生徒数は、半数以上が他県へ移住するなどして現在11名となりました。うち6名は学区内から、5名は学区外から通っています。残った11名の全校生徒で、「さざなみ祭り」オープニングを「小々汐(こごしお)太鼓」の復活で飾りました。
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「小々汐太鼓」は、同校が地元の保存会と続けてきた郷土芸能活動。
津波で太鼓や衣装を流出しましたが、何とか活動を再開したいと学校側が各方面に支援を呼びかけていました。
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会場には、保護者や祖父母、転校した子どもたち、卒業生、地元地区民など150名余りがかけつけ、大きな声援をおくりました。また、長く子どもたちを指導してきたものの、メンバーの多くが町を離れ、あきらめかけていた「小々汐内囃子(こごしおうちばやし)保存会」も、子どもたちががんばるなら、と再結成を決断、このさざなみ祭りで活動再開させました。
今回の支援は日本ユネスコ協会連盟を通じて実現しました。
東北の人々にとって、伝統芸能やお祭りはとても大切なものです。今後も学校での伝統芸能の復活の応援を通じて、地域住民の希望となるような支援ができればと考えています。
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