震災から一年。
東日本大震災により被害に遭われた方々に、あらためて心よりお見舞い申し上げます。
私はこの一年、現地のこどもたちと一緒につくる「こどもスマイルミュージカル」 に関わらせていただきました。最初は、被災地を訪れるたびにその被害の大きさに言葉を失い、変わってしまった町の姿にばかり気をとられ、目をむけていました。
けれど、ミュージカルに出演してくれた子どもたちと出会って感じたのは、みんなが毎日の「変わらないもの」を一生懸命に守ろうとしていることでした。学校に行けること、家族と朝ごはんが食べれること、友だちができたこと。
たくさん失い、たくさん傷ついた子どもたちが「今」を受け入れる姿に、たくさんの勇気をもらいました。それは、練習するほどにキラキラ輝くこどもたちの姿を見たお母さんたち、本番を観にきてくれた地元の方々も同じだと信じています。
「友だちと一緒にミュージカルに出たい。」と、遠くの仮設住宅から練習に通った子や、そのために引っ越してきた子もいました。
友だちと一緒にいることで救われる、ということ。彼らに、”絆”の意味を教えてもらった気がします。
この活動を応援してくださったフェリシモのお客さまに、心から感謝申し上げます。子どもたちのお母さんたちからも、「みなさまに感謝の気持ちをお伝えください。」とお言葉をいただきました。ご支援くださったみなさま、本当にありがとうございます。
第一回 こどもスマイルミュージカル@名取
第二回 こどもスマイルミュージカル@気仙沼大島
第三回 こどもスマイルミュージカル@南三陸町
まだ一年。これからも全国のみなさまのご協力をいただきながら、東北の方々の笑顔につながるプロジェクトを続けていきます。
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