先週11日、東日本震災から8ヶ月を迎えました。
東北地方では厳しい冬がもうすぐそこまで来ています。
寒い地域であるにもかかわらず、ほとんどの仮設住宅は二重サッシではありません(一部工事が進められている地域もありますがすべての仮設住宅ではありません)。夏に少しでも涼しくなるように設計されたため、冬は床下から冷気があがってきます。
こうした状況の中、国は仮設住宅世帯に対して防寒のための暖房器具の支援を決めたそうですが、実際にその配布のめどが立っている自治体はまだ一部だそうです。
また、被災地では被災を受けた自宅で生活をされている方も少なくありません。その多くが1階が壊滅的なダメージを受けて日常使っていた家電をすべて失っています。そうした方々には赤十字からの家電の寄贈も国からの冬物家電の支給もありませんが、仮設住宅に暮らす方と同じように、仕事も失ったり、あるいは家を修理しながら生活する必要があるため、被災地の多くの家庭が極めて厳しい状態にあるのです。
「寒くなってきたのでもう行政の支援を待ってはいられない」
このような状況の中、被災者のニーズと支援者の気持ちをダイレクトにつなぎ、避難所へ迅速に物資をお届けする被災地支援の「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が冬物家電を寄贈する活動をスタートしています。
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を通じて、みなさまからお寄せいただきました「毎月100円義援金(基金)」の一部で、南三陸町の約700の被災世帯へ、ぬくもり詰まった冬物家電を寄贈させていただきます。
必要なものはその家庭によって異なります。例えば四畳半2間の仮設住宅に暮らす4人家族であれば、じゃまにならないホットカーペットや家族の団らんの中心におけるコタツが喜ばれます。被災世帯への戸別調査を行い、本当に必要なものをお届けしています。
震災についての報道は日々少なくなってきましたが、被災地の復興はまだまだこれからです。
希望が見えないままの毎日を送られている方もたくさんいらっしゃいます。
フェリシモは、小さくても息の長い支援を続けたいと考えています。
基金にご賛同いただいているみなさまのお声を、お気持ちを、被災地にお届けすることで、おひとりでも多くの方が、夢や希望を持って暮らしていただける、そんなお手伝いができればと思います。
これからもぜひ、「毎月100円義援金(基金)」へのご参加をよろしくお願いいたします。
また、今後も義援金(基金)の活用について、みなさまからもご意見をお寄せください。
ご意見はこちらで受け付けています。
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