フェリシモCompany

義援金(基金)による支援:仮の住まいへの応援 第一弾

東日本大震災の被災地では、多くの方が住まいを失われました。
原発における避難指示や、新たな津波の被害の可能性も考えて、自宅を離れることを余儀なくされている方も大勢いらっしゃいます。
そうした方々のために、被災地全域で仮設住宅が旧ピッチで作られており、5月から入居が始まっています。
そこで、フェリシモでは、避難所から仮設住宅に移られるまでの期間を移行期として、この時期ならではの支援を行っています。
そのひとつが、仮設住宅での暮らしをスタートするための応援です。

多くの方が家財をほとんどすべて失われました。今回の震災では、日本赤十字社に寄せられた海外からの義援金で生活に必要な家電6点が寄贈されるほか、各自治体がとりまとめ、地域の支援にあたっているNGOが生活に必要な物資を配布する、という動きが始まっています。しかし、それらも生活に最低限な暮らしを支えるには充分とは言えません。

今回、みなさまからの義援金(基金)を通じて、宮城県気仙沼市の舞根地区47世帯に対して、掃除機や収納簡易家具などを寄贈させていただきました。

寄贈をまとめてくださった「牡蠣の森を慕う会」の畠山耕さんは、学生時代、阪神・淡路大震災のボランティアに駆けつけた経験をお持ちでした。今回、舞根地区でご自宅が被災され、同じ地区内のご実家にお住まいです。
畠山さんから、地区を代表してお礼のメッセージをいただきました。

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ご支援に心より感謝申し上げます。

先にお送りいただいた衣装ケースと掃除機が届き、今回仮設に入居された舞根地区の方々にお届けしました。皆さん大変喜んでくださいました。衣装ケースは衣服を入れたり、靴箱にしたり、食器ケースにしたりと用途は様々で、使い勝手がいいようです。掃除機も、はじめ私は小さいかなと思いましたが、やはりサイズとして仮設に丁度良かったようです。

仮設住宅は「仮設」であって終の棲家にはなりえませんが、こういった状況下での「住処」は人々の新しい生活へ向けての大きな心の拠り所となります。そこに住む期間を如何に落ち着いて過ごし、少しでも先を考えられる場所となるようにするかが、復興へ向けてのステップです。

十六年前、私が学生時分に二年間ほど神戸、淡路島で活動していた時に、避難所での支援から仮設住宅へと移り住む人たちへの支援に重点を置き始めた時期、非常に混乱したのを思い出します。

あの時は、今回の様にコミュニティごとの入居などは考えられておらず、避難所で作り上げた新しいコミュニティが、仮設に移ったのを機に壊れてゆくのを目の当たりにしました。それを食い止めようと一軒一軒回って、話を伺っていった日々を思い出します。
今度は被災者の立場で、めまぐるしく環境の変わる被災地に寄り添っている立場ですが、家族の住む実家に身を寄せられるこの幸運に感謝しつつ、今後もこのかけがえのないコミュニティを守ってゆこうと意を強めています。

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これからも、さまざまな形で、被災地の方々の応援を続けていきたいと思います。

ぜひ、みなさまのお声をお寄せください。

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