遠野に伝わるお話を聞いた柳田国男さんは、
序文に
「遠野よりさらに奥深い所には、もっとたくさんの山神山人の伝説があるに違いないから、それを語って平地人を戦慄せしめよ」
と書かれています。
戦慄……なんとも仰々しいフレーズです。
でも、牧歌的なおとぎ話の中に座敷わらしやカッパが登場するのだと勝手に思っていた私たちは腰を抜かさんばかりに驚愕し、あらすじを話し合いながら合言葉のように「戦慄」「センリツ」と言いあったのでした。
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つづく!
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