「とうほくIPPOプロジェクト」支援先活動レポートシリーズは、第7期の支援先である「倭文の会(しずのかい)」さまの事業活動をみなさまにご報告します。
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国分寺での販売会の様子
■昔からの自然布の事を伝え、作り方を継承しながら古布や新作の販売
倭文の会は、かつてはあたりまえに作り、使用されていた植物の繊維から採れる糸でつくられる「自然布」である「大麻布」を中心に、糸づくりから布づくりの技術の継承を通じて、古きものを大切に想う心を育んだり、繊維の特徴を伝えて作成や販売をしながら、「今ここから先へ残せる布」をうみだしています。
機をつかって織り小物を作成している様子
みなさまからのご支援で、機織り関係のもの、撞木(しゅもく)、着物用トルソーなどを購入し、様々な展示会を開催することができました。
展示会では織りの体験に子どもから大人までが参加され、糸や布の出来方を理解してもらえたと思います。
展示会での子ども用織り体験
昨年12月には、福島県須賀川市にある「おとぎの宿 米屋」さんで、「植物が織りなす布と手仕事展」を開催しました。見学者からは「この様な展示は福島では初ね」と喜んでもらうことがでました。
またお話会では、糸をつくることから布になるまで、そして、衣服の大切さと、技術の継承を伝えました。東北では「大麻布」が生活するうえで、大切な布だったことを知ってもらう機会になったと思います。
ミニ卓上機を使ってつくられるコースター
倭文の会は「継承」することに重きをおきながら、あたり前にあった大切な想いをこめ、販売にも力を入れて活動をしていきます。みなさまからのご支援に大変感謝しています。ありがとうございました。
倭文の会 奥野さまより
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倭文の会
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