フェリシモCompany

学童保育でお絵かきワークショップ 2012.7.30-31

学童保育に通う子どもたちに夏休みを楽しんでもらおうと、セーブ・ザ・チルドレン、日本臨床美術協会、フェリシモボランティアスタッフが協力して、岩手県の3か所(大船渡市、山田町、大槌町)でお絵かきワークショップを実施しました。2日間で約100人の子どもたちと10名以上の指導員の先生方に参加いただきました。

 
臨床美術士の資格を持つボランティア先生の指導のもと、最初はちょっと緊張ぎみの子どもたちも、臨床美術協会から寄贈された「オイルパステル」のふたをあけると大喜び。

 

3つに折って使用するパステルは子どもたちの手にすっぽり収まり、縦にしたり横にしたり自由な使い方ができます。

「線を書いてみよう」「今度はぐるぐる渦巻きを書いてみよう」パステルの使い方を練習しているうちに、それぞれ個性的な作品が姿を現してきました。

夢中で色を重ねる子どもたち達。中には、点々をつけたり、クレヨンをけずってみたり、指でぼかしたり。仕上げに、色紙ですきな色の額をつくって、自分の名前をかっこよくサイン。それぞれに個性的な抽象画のアート作品ができました。

 

1-1.JPG
1-2.JPG
1-3.JPG
1-4.JPG  
  

作品ができた後は、お互いの作品のよいところをみんなでほめあいます。「ここの色がきれい」「この形がおもしろい」とそれぞれいいところを一生懸命探します。絵を描くだけではなく、「ほめる大切さ」や個性を尊重するという学びがありました。

 

一緒に参加いただいた学童の指導員の先生方からも「絵で表現することで、ストレスが発散できた」「子ども以上に楽しめました」とのお声がありました。

津波で被災したことで学童保育を取り巻く環境も大きく変化しています。仮設のプレハブ教室だったり、小学校から離れた民家を借りて運営しているところもあります。どこの学童保育でも限られた場所・人・モノの中で子ども達の居場所をつくろうとそれぞれの指導員の方々ががんばっておられます。特に今年に入ってからは徐々に働くお母さんが増えてきたため、学童保育の必要性が高まってきています。学童保育は、お父さん・お母さんたちが安心して働ける環境をつくることで、地域の復興を支える重要な役目を果たします。

 今後も学童保育の子どもたちへお絵かきを通じた支援を継続していく予定です。なおこの活動はみなさまからお預かりしました、東日本大震災毎月100円義援金(基金)より支援しています。

 

1-5.JPG

1-6.JPG

1-7.JPG

 

 

 

1-8.JPG

 

写真提供:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

 

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る