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2017年度基金活動報告 ーみなし仮設入居者・在宅避難者と地域住民が共に学ぶ復興まちづくり(特定非営利法人小町ウイング)

2017年度に熊本地震への支援として、みなさまからお預かりしている基金から、特定非営利法人小町ウイングさまの「みなし仮設入居者・在宅避難者と地域住民が共に学ぶ復興まちづくり」に拠出しました。
その活動レポートが届きましたのでみなさまにご紹介します。

実施場所:熊本市北区、中央区の市民活動センターおよび各公民館等
実施期間:平成29年8月~平成30年3月

 

<プロジェクトの実績報告> 

 在宅避難者やみなし仮設の方々への偏った支援があることが熊本日日新聞の社説(平成29年4月13日の記事)に掲載されました。危惧していた矢先に仮設やみなし仮設の方の孤独死がニュースになりました。しかし、支援をしようとしても行政が情報の保護を理由に、みなし仮設の住所や連絡先を開示しないことには支援をすることができません。

 北区では、みなし仮設に1,300人の方が入居されていました。支え合いセンターがみなし仮設交流会の受託先をみつけたことで支援の糸口が見つかり、腕や肩が痛いという人たちのために、アロマのハンドマッサージの支援をすることができました。そして、講座案内のチラシを「地域公民館」、「コミュニティセンター」、「熊本市ボランティアセンターあいぽーと」、「熊本市男女共同推進課はあもにい」等に置いて呼びかけをして復興講座を実施することができました。家を片付けることができない方には壊す前に必要なものを片付ける支援も行いました。

 被災者の方には北区の相談会や交流会を通じて「場」の提供をしました。お茶会や足湯、ハンドマッサージをしながら被災者ご自身から現状や建設再建等をお話しいただくことは癒しとなって、心の支援ができたように思います。また、相談場所や復興支援の場が不明な方には区役所に情報提供をするなどして解決に向けた取り組みも行いました。

3月24日には復興講座のまとめとして、行政の担当者やNPO法人ソナエトコ、当法人の工藤がパネルディスカッションを開催しました。災害支援で地域住民が支援をすることは、少しずつ防災意識ができて新たなつながりや支え合いとなりました。ボランティア意識も高まり自立に向けた支援ができたように思います。

 

<現地の様子や現地の声>

みなし仮設の方々は呼びかけで復興講座にご参加くださいました。こんなに工夫すれば支援ができますねー。と新たな復興に関心を持たれました。

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【復興講座】風呂敷の活用もいいですね―!

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気持ちいいです~^^  やっぱり足湯もアロマでいいですねー

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【復興講座】ゴミ袋レインコート

 

<支援者のみなさまへ>

熊本地震復興のために「寄り添う支援」や「復興講座」ができたことは、活動支援をしてくださったみなさまのご支援の賜物であると関係者一同感謝の念でいっぱいです。ありがとうございました。

(小町ウイングさまより)

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