メリーファンディングとは、さまざまな理由から、支援・サポートを必要としている誰かの「想い」や「夢」をみんなのメリーポイントで応援し一緒にカタチにしていく取り組みです。
ひとりではかなえることが困難なことでも、みなさま(サポーター)の賛同が集まれば、未来のカタチができあがる!フェリシモでお買い物を楽しんでいただいているみなさまとなら、さまざまな「夢」をカタチにすることも可能なのでは?そんな願いからスタートしました。
▽540万人もの命が失われたコンゴの「忘れられた紛争」
コンゴ民主共和国では、紛争により過去540万人もの命が失われました。さらに、20万人以上の少女や女性が傷つけられてきました。そして、現在もなお、コンゴ東部では武装勢力による襲撃や食料の略奪などにより、住民は不安定な生活を余儀なくされており、特にさまざまな理由で若くして母親になった多くのシングルマザーたちは、生活を建てなおすことが非常に困難な状況にあります。
▽紛争を生きのびた女性たちの社会復帰をサポート
今回のプロジェクトでは、こうした紛争下で生きる女性たち50名に対して、洋裁技術の職業訓練と、洋裁店を開業するための支援をスタートします。
洋裁技術があれば、村で小さな洋裁店を仲間と一緒に開業することができます。そこで、学校の制服を作ったり、村人の衣服を修繕したりして収入を得ることができるのです。それにより、これまでほぼ現金収入がゼロだったシングルマザーの女性たちが生活の糧を得ることができます。将来的には、衣食住を満たすだけでなく、自分の子どもを学校に通わせられるようになることが大きな目標です。また、洋裁店が出来ることは、そこに来るお客さんとの交流を通じて、村人たちと「つながり」を取り戻すことにも役立ちます。
これまで別の場所で洋裁店を開いた女性たちの多くは、今、自分の力で生活ができるようになっています。洋裁店(仕事)をするまでは、1日1食、食べられるか食べられないかの生活をしていた彼女たちが、今では子どもたちに栄養のある食べ物を与えることもできるようになっています。(この地域では、いまだに多くの子どもたちが栄養失調で5歳まで生きることができずになくなっている現状があります。)
洋裁店で働き始めて、シングルマザーの彼女たちは、たびたび職場にも小さな子どもたちを連れてきて、おもりをしながら足踏みミシンを動かして仕事をしています。そんな職場では、いつも仲間たちと仕事のことだけでなく、子どもの将来について楽しく話せる場になっています。
まだ紛争が落ち着かず、多くの人々が貧しい生活を強いられている地域のため、彼女たちが抱える問題もゼロになったわけではありません。しかし、さまざまな問題を抱えながらも周囲とのつながりの中で力強く日々の笑顔を取り戻し生活することができるようになっています。
紛争の被害にあった人々の多くは、身体的だけでなく、精神的にも深い傷を負っている事実があります。現在も紛争状況下にあるこの地域で、継続的に自立のための支援活動を行っている国際NGOは私たちのみです。
今回私たちの想いが叶えられれば、彼女たちは安定的は収入を得られ、自立した生活をおくることができます。そして、仕事を通じて誰かに必要とされる喜びが紛争被害者の心を癒し、傷ついた自尊心を回復することも、これまでの私たちの経験のなかで明らかとなっています。
▽これまでの実績
たとえばウガンダでは、仕事を得ることで経済面以外でも大きな変化が生まれています。
■メリーファンディング「シングルマザーの洋裁店にミシンを届けたい!」の活動報告 はこちらから
★職業訓練を行っているコンゴ共和国のシングルマザーに対して、ミシン15台の購入代金と洋裁店を開業するための資金の一部を認定NPO法人テラ・ルネッサンスさまを通じて支援します。プロジェクトの目標口数を超えた場合の余剰分は本プロジェクトの支援金として使わせていただきます。
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