以下の基金から2018年度に拠出した「フェリシモの森基金 植樹レポート」をご紹介します。
次世代に森を残していくために、お客さまから毎月1口100円をお預かりして、国内外の緑化や植樹活動を応援する「フェリシモの森基金」(1990年~)。その基金から「森とともに生きる地域モデル構築事業」へ支援をおこない、42番目の森が岩手県一関市に誕生しました。
「森とともに生きる地域モデル構築事業」
岩手県一関市藤沢町において、住民参画型で森の生態系を回復し、自然資本を生かした特産品や観光開発など持続可能で循環型の地域経済を構築するため、広葉樹を中心とした植樹を行いました。
植樹祭には小さな子どもたちや、地域のお年寄りも多く参加するため、した草を刈り、障害物などを取り除いて土地を耕し、ならしたりして、「どの位置に何を植えるか」の目印になる竹棒を置きながら事前準備をすすめました。
広葉樹の苗木に市民から親しまれているリンゴ、カキ、スモモなどを混ぜて、県道沿いに植えました。これにより植樹地へ定期的に訪問できるようになりました。
今からおよそ百年前、「誰人もみな芸術家たる感受をなせ」と手帳に記したのが宮沢賢治です。賢治は人が生き生きと生活する道を想い『農民芸術概論』を残しました。そこには、まことの幸福をもとめ、日々の労働を芸術の力で燃やし、私たちの美をつくろう、という呼びかけがあります。
そこで私たちは彼の生きたこの岩手の地で、野原を歩き、樹を植え、稲を育てはじめ、この地に集う人々とともに千年後の森をつくるため「千年藝術の森」と名付けました。
植樹祭の後、数ヵ月して苗木が定着しているかのチェック。
天候の都合で、県道からほど近い山側に植樹した広葉樹たちを撮影。
<支援者のみなさまへ>
この場をお借りして、日ごろより「フェリシモの森基金」にご賛同いただいているみなさまに心よりにお礼申し上げます。
「フェリシモの森基金」には、みなさまからたくさんの思いが集まり、全国の自治体等の協力を得て、国内海外あわせて42ヵ所に植樹をおこないました。これまでに434,547,235円を拠出し、植えた木は2,706万本以上になります。(2019年1月現在)
これからもみなさまから寄せられる地球環境や、誰かのしあわせな未来を思う気持ちをもとに、国内外の森づくり等を支援してまいります。
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