フェリシモ小鳥基金から、2019年度に拠出したTSUBASAさまの活動レポートをご紹介します。
手術や治療をしていた50歳の鳥さんに、先日里親さまが決まりました。
長寿の鳥たちはどうしても、最期まで一人の人間が面倒を見ることが難しくなることがあります。フィリピンオウムのがーちゃんがTSUBASAに来た2017年当時、推定年齢は50歳でした。
私たちが出会った時にはがーちゃんの飼い主さまはすでに亡くなられて、親族の方から引き取りました。正確な年齢も、何が好きかも、これまでの約50年間をどの様に飼い主さまと過ごしたのか、何も分かりませんでした。ただ、がーちゃんの様子から、人がとても好きなことは伝わりました。
TSUBASAで引き取ってから、すぐにがーちゃんの里親を探せたわけではありません。
がーちゃんはガリガリに痩せていたので、少しでも体重を上げるためにたくさんの食べ物を試したり、首にできた膿瘍の摘出手術をしたりしました。結局、健康面を安定させて里親さまと巡り会えるまでに、2年間という時間がかかってしましました。
つい先日、あるご家庭が、がーちゃんを家族に迎え入れたいとお申し出があり、トライアル期間を経て正式に引き取られていきました。
保護している鳥の里親が決まることは、TSUBASAの職員にとってはこの上ない幸せです。
中でも高齢鳥に家族が決まるとその感動は一塩です。スタッフよりも年上で、色々な物を見てきたはずのがーちゃんの鳥生が、これから先もずっと楽しく素敵なものであることを願っています。
<支援者のみなさまへ>
いつも応援していただきありがとうございます。TSUBASAには常時、100羽前後の鳥たちが生活をしています。全ての鳥たちに、大好きな家族が見つかるようにスタッフ一同これからも努めて参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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