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2015年度基金活動報告 ― 東日本大震災遺児への心のケアと教育支援(あしなが育英会)

2015年度に次の基金より拠出したあしなが育英会さまの活動レポートをご紹介します。

 

 仙台、石巻、陸前高田レインボーハウスを中心に、東日本大震災遺児家庭の心のケアなどを行っています。

 2014年に東日本大震災遺児の心のケアの場所レインボーハウスが宮城県仙台、石巻、岩手県陸前高田の3ヵ所に完成しました。

 震災から満5年が経過した現在でも仮設での窮屈な生活が長引いていますので、子どもたちはレインボーハウスに来ると思いっきり体を動かして遊んでいます。また、保護者からは、小さかった子どもが思春期になり、父親と娘、母親と息子が狭い仮設で生活する難しさを聞きます。

 昨年度は心のケアプログラムの他に中高生のつどいや、大学生、専修各種学校生を対象にしたつどい
「 虹CAFÉ 」 を開催して、今の気持ちや将来の夢を話し合い、お互いに励まし合えるような機会を作りました。つどいでは、亡くなった人へのおもいとともに、生き残った家族と共に生きていく決意や、将来に向けて頑張ろうという気持ちを感じることができました。

 また、1月17日の阪神大震災の日と、3月11日の東日本大震災の日には、お互いの被災地を訪問して遺児家庭同士の交流を持ちました。阪神の遺児家庭からは東日本の人の力になりたいという気持ちを感じ、東日本の遺児家庭からは阪神の人が生きてきた20年間を知りたいという気持ちを感じました。このつながりも大切にしていきたいと思います。

 

2015ashinaga_1.jpg「虹CAFÉ」

 

2015ashinaga_2.jpg石巻レインボーハウス、ワンデイプログラム

 

2015ashinaga_3.jpgファリシテーター養成講座

 

<支援者のみなさまへ>
いつも暖かいご支援をありがとうございます。東日本大震災遺児には継続的、長期的な支援が必要ですが、スタッフはみなさまの暖かいお気持ちに背中を押されて頑張っています。ボランティアの方々にも助けられています。突然、親を亡くしたことは不幸ですが、遺児が心に抱えている気持ちを吐き出し、将来の希望が持てるようなレインボーハウスにしていきたいと思います。子どもたちのために精一杯頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

前回の報告書はこちら

■ あしなが育英会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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