「フェリシモメリーで社会貢献(盲導犬育成支援)」から2023年度に基金を拠出した「認定NPO法人 全国盲導犬施設連合会」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
* * *
みなさまからのご寄付は
加盟する盲導犬協会の盲導犬育成、普及などに役立てられています。
「盲導犬の訓練はきびしいの?」
そのように尋ねられることがありますが、それは誤解なんです。
盲導犬の訓練は、実は犬におもしろいと感じてもらうための工夫がたくさんあります。例えば、おもちゃの引っ張り合いや広いスペースでの追いかけっこ。そんな遊びを通じて、犬とのコミュニケーションを取っています。
そしてその訓練では、犬が指示にばっちり応えられたら、「Good(グッド)!」と褒めることを大切にしています。
このように訓練士は、犬に「楽しい!」 「うれしい!」と思ってもらうことを大切にして、日々の訓練に励んでいます。しかし、言葉の通じない犬が相手なので、犬をよく観察したり、訓練士の知識をアップデートすることがとても重要になっています。
当連合会の活動のひとつでもある職員相互研修事業では、加盟する8つの盲導犬協会から職員が集まって訓練士のスキルアップのために情報交換などを行い、訓練技術を磨いています。
2023年度は訓練士の相互研修を実施して、育成団体の垣根を超えて犬の観察の仕方や指示の出し方などの技術を学び合い、訓練に必要な情報の提供や意見交換などを行いました。単独の育成団体ではできないことでも連合体として取り組むことで、日本の盲導犬事業全体の発展に貢献していると思います。
〈支援者のみなさまへ〉
みなさまからのあたたかいご支援により、2023年度は盲導犬を8頭希望者に届けることができました。また活躍中の盲導犬に対しても、フォローアップ助成(犬の健康管理、使用状況の確認、盲導犬使用者の相談などを行うための費用助成)として603頭分を行うことができました。心より御礼申し上げます。
大切に育てられた盲導犬が、これからも視覚に障害のある方と楽しく安全に歩行できるように、私たちは活動を続けてまいります。引き続き応援のほど、よろしくお願いします。
■全国盲導犬施設連合会さまのその他の活動はこちら
コメント