2017年度に次の基金より拠出した認定NPO法人全国盲導犬施設連合会さまの活動レポートをご紹介します。
全国的な盲導犬の普及推進・育成支援を目的として、国内8つの盲導犬協会とともに活動し、2017年度は多くのみなさまからのご支援により、24頭分の盲導犬を希望者に届けることができました。
「盲導犬とユーザー(盲導犬使用者)が、ずっと楽しく安全に歩けるように」
これが私たち盲導犬育成事業関係者にとっては、共通のスローガンになります。
盲導犬とユーザーは、協会で十分な訓練を受けてから卒業しますが、その歩行は最初から息がぴったり、という訳にはなかなかいきません。また長年共に歩いている中でユーザーや盲導犬の健康や歩行状態、環境が変わることに対する不安など、さまざまな課題もでてきます。
そこで全国盲導犬施設連合会に加盟している盲導犬協会では、協会訓練を修めて卒業した盲導犬とユーザーの元へ、定期的に訪問し盲導犬の体調をチェックしたり、日頃から電話やメールなどでもこまめにコミュニケーションを図り、話をすることでユーザー本人も気づかない問題点や課題を見つけ、解決のアドバイスをしています。
定期的な連絡を入れる他にも、例えば、ユーザーが引っ越しをした際は、生活環境の変化に伴い新しい場所・道を歩くための歩行指導をします。もし盲導犬やユーザーの病気や事故が発生したとの連絡を受けた際には、緊急でユーザーの元へ駆けつけます。
私たち連合会と加盟施設は、盲導犬をユーザーへ貸与したら終わりではなく、ユーザーと盲導犬の人生がずっと楽しく安全であるように見守り、支え続けています。
<支援者のみなさまへ>
盲導犬事業は新たな盲導犬の育成だけではなく、現在活動している盲導犬とユーザーを日頃からサポートする為の費用も必要となります。ユーザーと盲導犬がずっと幸せな毎日を過ごせるよう、どうぞみなさまからの温かいご協力をお願いいたします。
前回の報告書はこちら
■全国盲導犬施設連合会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。
コメント