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みんなでプロジェクトを応援! 「ブルキナファソの飢餓に対する緊急食糧人道支援・農業支援」(認定NPO法人 Future Code)

「フェリシモ 地球村の基金」が今年支援したい5つの自立を支援するプロジェクト。その中から、世界をよりしあわせにするためのプロジェクトの1つをみなさまにご紹介します。

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はじめまして。認定NPO法人Future Codeの理事長を務めております医師の大類と申します。

私たちは2016年より、西アフリカにあるブルキナファソという国で、乳幼児死亡率(5歳以下の子どもが死ぬ確率)が10%近いブルキナファソの首都から少し離れたサポネ地域で、子どもたちの死亡率の主な原因であるマラリアや、下痢疾患の対策を毎年約4500名対象として行ってきました。その他、幼児院の運営により、毎年約60名の子どもたちに対して、衛生教育と合わせて食事の提供を行い、栄養支援も実施しています。

幼児院の子どもたちに栄養支援

近年、このブルキナファソでは、ロシア/ウクライナ紛争によって食糧、農業肥料の輸入が困難となり、また度重なる国内におけるテロの頻発の影響を受け、残念ながら300万人を超える食糧難が生じています。

この過去2年、私たちはこのフェリシモさまからの基金の提供もあり、毎年10トンを超える緊急食糧支援、農業肥料の支援を行っています。詳細としては、2022年には約5万人に寄与する食糧配布や、2023年8月には約200世帯2000人への食糧援助継続、さらに2年に渡り、5ヘクタール(東京ドームの大きさ)の土地を活用し、トウモロコシや大豆など豆類の農業を行い、地域の学校給食の50%を担えるよう努力してまいりました。

しかしながら、現在までも私たちFuture Codeの支援金にも限りがあり、この2年間の支援の拡大を行った事によって、ほとんどの余力は残っていません。さらにロシア/ウクライナ紛争は長期化しており、それだけではなく2023年8月にはロシアによる黒海の封鎖、そしてウクライナの穀物倉庫の爆破が行われ、輸出できないだけではなく、輸出する穀物自体が失われており、残念ながらこの食糧危機は今後も続いていくだろうことが予想されています。

そこで私たちFuture Codeは現地の要望に従い、現在は従来のマラリア対策などの医療支援の一部のプログラムを来年も中止し、現地で生きる人々にまず必要な食糧や農業の支援に予算を回し、これからも現地でこの支援を続けることで雇用の創出も作っていきたいと考えています。

また、この食糧と農業の支援はこの2年においても、現地の政府からも歓迎されており、現地での食糧の配布についても政府と連携しながら、できる限り公平な配分が行われるよう努力しています。また、農業についても、政府から農業の専門家が派遣され、収穫を増やすために連携強化を行っています。

この農業の収穫は私たちが運営する幼児院でも食事として提供されるだけではなく、地域の学校の給食としても提供される予定であり、地域の子どもたちの栄養支援となるように計画されています。

〈主な活動内容〉

今回の基金を活用できれば、例年行ってきたこの食糧支援、農業支援を例年と同規模で継続させることが可能となります。まず、食糧の備蓄が尽きるタイミングを見極め穀類を中心とした食糧の購入を行い、政府機関と共に配布を行います。食糧の購入量は、現地の要請量と日本からの支援金や今回の基金などを考慮して決定します。

また、農業支援としては、雨季となる時期に合わせ、トウモロコシや大豆など各種類の作物の種子を購入し、必要な人員の雇用を行い、5ヘクタールの土地で農業を開始する予定です。

2023年大豆等の農業プロジェクトの様子

また、支援金や基金の状況によって、この農業用地は10ヘクタールまで拡大することが可能です。幼児院では例年通り、子どもたちの食事を提供するとともに、衛生教育を含む教育とともに栄養支援を行いたいと思います。

〈期待される効果〉

食糧危機による飢餓は、医療支援を行う以前の問題でもあり、2024年もこの支援を行うことによって、確実に支援規模に比例した人数の命の危機を回避することができます。2023年では約10トンの穀類の支援により、約200世帯、2000人に一定期間分の食糧が配布されました。

食糧難により緊急食糧配布

また、農業支援だけでは収穫のタイミングがあるため、人命を守るために適切に食糧支援と合わせて行っていく必要があります。

農業支援では5ヘクタールの農地で行った各豆類の収穫は各種につき、昨年では約3トンの収穫が行われました。主にこちらの支援では、私たちの運営する幼児院で子どもたちの食事に提供されるだけでなく、地域の学校等の子どもの栄養支援に使われており、地域の子どもの栄養失調を防ぐために役立てられます。

天気の状態にもよりますが、例年通りとなれば、幼児院の食事と合わせて地域の学校給食の30%から50%の量を提供したいと考えておりますが、農地の拡大などで収穫量が増えれば、より多くの子どもたちの健康維持に貢献したいと思います。

上記のように、現地からのニーズに向き合い、この日本からの支援が少しでも命を救う効果的な支援となるように努力いたします。

■ブルキナファソの飢餓に対する緊急食糧人道支援・農業支援
実施場所:ブルキナファソ
実施期間:緊急食糧支援(必要時都度 ※2023年は8月に実施)
     農業支援(通年6月~)
     幼児院での教育、栄養支援(12月から翌年5月)
・Future Codeさまのその他の支援活動はこちらから

「フェリシモ 地球村の基金」より、世界をよりしあわせにするための5つの自立を支援するプロジェクトの応援投票を2023年11月1日から11月14日まで行います。

期間中、応援したいプロジェクトを選んで投票することで、そのプロジェクトを応援することができます。(投票の数は、各プロジェクトへの拠出金額の参考にさせていただきます)

➡ 応援投票は終了させていただきました。
みなさまから、たくさんの応援(投票)をいただきありがとうございました。

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