2010年、みなさまからお寄せいただいた「フェリシモ 地球村の基金」より、以下の活動に支援を行いました。
■ハイチ地震支援
2010年1月12日、ハイチの首都ポルトーフランスの南西15km地点を震源とするマグニチュード7.0の大規模地震が発生しました。この地震により23万人が犠牲となり、30万人が負傷して、数十万人が家を失いました。
AMDA医師団は緊急救援活動中に多くの四肢切断者を目の当たりにしました。国連が各国に要請をしているハイチ復興計画の項目に義肢があり、ハイチ復興のためにも義肢の支援が必要であると考えて、義肢支援プロジェクトを開始しました。
デルマ市ダッシュ病院内のAMDA義足製作工房において、地震で足を切断した人々に対して義肢支援プロジェクトの説明をして、義足支援が可能な患者の選定をしました。義足が完成した後は、義足製作工房で約1ヵ月間、足の動かし方などの機能回復訓練を行い、地震で手足を失った被災者の心身の健康の確保と生活の自立を支援することができました。
(C)2010 AMDA 八尾義肢装具士
(助成団体:AMDA)
ハイチで発生した大規模地震の緊急支援として、医療活動・救援物資の調達、テント病院の設置に関連する費用、治療キット、薬剤、生活物資の提供ならびに外科医・腎臓の専門家・看護師・心理療養士などのスタッフ派遣を支援しました。
(C)2010 MSF 地震直後、数百人の患者が訪れているMSFの医療施設
(助成団体:国境なき医師団日本)
ハイチで発生した大地震では120万人以上が家を失い、50万人以上がテント生活を強いられました。テント生活といっても、自分たちで木の棒にシーツを張っただけの簡易なものなので、防水性はまったくありません。
(C)2010 ボランタリー建築家機構 防水機能のないテント
雨風を防ぐことができるシェルターを支援するため、隣国や現地の学生および支援を受ける側の住民と一緒に、現地で調達できる材料を用いて組み立てワークショップを行い、50軒分の紙管製仮設シェルター建設を支援することができました。
(C)2010 ボランタリー建築家機構 完成した仮設シェルター
(助成団体:ボランタリー建築家機構)
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