フェリシモCompany

地球村の基金活動報告ー「HIVと共に生きるシングルマザーによるカフェ・ビジネス」(特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS)

2018年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「HIVと共に生きるシングルマザーによるカフェ・ビジネス」の活動レポートをエイズ孤児支援NGO・PLASさまからいただきましたので、みなさまにご報告します。

    〈プロジェクトの中間報告〉

    エイズ孤児支援NGO・PLAS海外事業マネージャーの三関です。わたしたちがウガンダのルウェロ県で行っている活動の様子を紹介させてください。

    困難な状況にあるHIV陽性のシングルマザーが子どもたちの教育費を払い、子どもたちが就学をつづけられるように、生計向上を目指しています。その方法として、カフェ・ビジネスを行っています。3名ずつのグループを組んで、小さなカフェ(食品調理・販売)を立ち上げます。

    まずは、調理や運営に必要なスキルの研修を行いました。研修内容は、調理だけでなく、ビジネス管理、会計管理、接客、衛生、貯蓄です。こうしたビジネスが初めてのシングルマザーたちは、時間をかけて丁寧に学んでいきます。そして現在では学んだ知識と技術をもとに、小さなカフェ運営が始まっています。

    共に活動する現地団体スタッフが、2週間に一度カフェを訪れ、販売状況の確認やマーケティングのアドバイスを行っています。こうしたモニタリングをすることで、その時々に直面する課題に対して、シングルマザーと共に考え、ビジネススキルや経験値が向上していきます。

    PLAS2018_M_1.jpg
    フレッシュジュース作り研修

    〈現地の様子・現地の声〉

    小さな街、ワビトゥングルでカフェを始めたエスタさんは、今まで農業を主な収入源としてきました。そのため、今回初めて本格的にビジネスを始めるということで、少し不安があったようです。

    3人でチームになってビジネスを行うため、他のメンバーと助け合いながら、順調に売り上げを伸ばしています。エスタさんは計算が得意なので、率先して売り上げの記録を担当しています。ワビトゥングルのグループには、焼きたてのパンを作っている人が街にはいないので、パンが大人気! 飛ぶように売れています。

    シングルマザーたちがお店に出て、自分たちの作った食べ物が売れると、現金を得ることができます。それが自分への自信にもつながっているようです。また、得た収入で子どもの本やランチ代、石鹸やトイレットペーパー等の生活必需品が買えるようになり、生活にも余裕が出てきたそうです。

    今後は、ジュースを販売したいという新しいビジネスアイディアがあり、それに向けて貯蓄も始めています。さらなる彼女たちの活躍が楽しみです!

    PLAS2018_M_2.jpg
    パンを焼くエスタさん
    PLAS2018_M_3.jpg
    子どもの面倒を見ながら、カフェで働くナチャさん

    〈支援者へのメッセージ〉

    ご支援・応援いただきありがとうございます。HIVと共に生きるシングルマザーたちにとって、自分たちでビジネスを立ち上げることは、簡単なことではありません。計算が苦手だったり、人見知りだったりするシングルマザーたちが新しい挑戦をしていく姿はとてもいきいきとしています。

    自分たちで収入を得て、教育をはじめ子どもたちにより良い暮らしを届けるだけでなく、シングルマザーたち自身に自信を生み出してくれるのです。HIVによる差別・偏見や貧困など困難な状況の中でも前向きに頑張ろうとするシングルマザーたちをこれからも応援してください。 

    (特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS 三関さまより)

    ■HIVと共に生きるシングルマザーによるカフェ・ビジネス
    実施場所:ウガンダ共和国ルウェロ県
    実施期間:2019年1月~2019年12月
    ・プロジェクトの詳細はこちら
    ・プロジェクトの報告(中間実績
    ・エイズ孤児支援NGO・PLASさまのその他の支援活動はこちらから

       Tポイントで1ポイントからの寄付、クレジットカードからの寄付もできる
       Yahoo!ネット募金「フェリシモ 地球村の基金」の募金ページはこちら

    この記事をシェアする
    Twitter
    Facebook
    LINE

    コメント

    内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

    コメントを投稿する
    ページトップへ戻る