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(地球村の基金)フィリピンから活動レポートが到着しました!

(地球村の基金)フィリピンから活動レポートが到着しました!
2013年に「地球村の基金」で支援をしている「子どもの家」を設立し、路上の子どもの夢を叶えるプロジェクト! の活動レポートをアジア日本相互交流センター・ICANさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。
<プロジェクトの実績報告>
マニラの路上で危険な生活を送る子どもたちが、愛情溢れ、必要な衣食住が満たされる児童養護施設「子どもの家」を設立するにあたり、本助成によりマニラ首都圏に隣接するサンマテオ市に土地(7,616㎡)を購入することができました。
同市は、マニラの路上の子どもが多い地域から公共交通機関で30分から1時間程の距離の場所に位置しています。近年は都市化が進んでいますが、元々田舎の雰囲気のある町なので、生活や学習をする環境としても申し分のない場所だったのでこの地を選定しました。
本センターを運営する母体として、現地法人「ICAN Center for Children Inc.」を設立し、社会福祉開発省の児童養護施設の規定に沿ったデザイン原案の作成と測量等を終了しました。
9月~10月頃までに施設の建設を終了させて、年内には子どもの入居を開始する予定です。
2013ICAN_1.jpg                      敷地の入口
本事業期間中にも、路上にいる子どもたちの活動場所として、この地がすでに使用されていました。多くの路上の子どもたちが、頻繁にこの場所を訪れ、この地で生活し、夢に向かってがんばることができることを楽しみにしています。
2013ICAN_2.jpg      ふだんのコンクリートの路上とは異なり、緑あふれる場所に喜び駆け回る子どもたち
<現地の様子、受益者の声>
購入した土地で、活動に参加している路上の子どもたちからは、「静かで景色がよくて素敵な場所」、「抱えている問題を忘れてしまえそう」、「木がたくさんあって、空気の新鮮な所」、「帰る所のない子どもたちがたくさん住めるといいな」、「学校に通えなかった子どもたちが学べるところになるといいな」といった声が上がっていました。
また、土地の所有者からは、「この土地は親が残してくれた大切な土地だが、路上の子どもたちのために使われるのであれば、喜んで手放すことができる。自分も路上の子どもたちのために何かできたらいいと思ってきたので、こうして自分の土地だった場所を使ってもらえると思うとうれしい。子どもの家が完成したら是非訪れ、教師の経験を生かして、子どもたちに教えるボランティアをしたい。」と言った声が聞かれました。
 
2013ICAN_3.jpg           誰にも危害を加えられることのない場所で活動に参加する子ども
みなさまのお陰で、路上の子どもたちが安全に暮らし、夢に向かって生きるための「子どもの家」の土地を無事購入することができました。心より御礼申し上げます。
フィリピンの不動産業は活発ではないため、口コミをたどって、マニラ首都圏内外の土地をひとつひとつ確認して回り、条件に合致する土地を探すのに大変苦労しました。また、購入が決定した土地も、地権者が10名以上おり、さらにその一部は、海外在住で、取得手続きは、困難を極めました。しかし、弁護士とともに、ひとつひとつ問題を解決し、無事購入をすることができました。これから施設の建設に移り、年内の運営開始を目指していきます。追って進歩状況の報告をさせていただきます。

(アジア日本相互交流センター・ICAN 井川 定一さまより)

プロジェクトの詳細はこちら

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