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地球村の基金活動報告ー「カンボジア王国プレアビヒア県寺子屋教室パイロット事業」(認定NPO法人エファジャパン)

2015年に「地球村の基金」で支援をしているプロジェクト「カンボジア王国プレアビヒア県寺子屋教室パイロット事業」の活動レポートをエファジャパンさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

〈プロジェクトの中間報告〉

2月17日に事業地をチャーティールコン村からイエン村に変更し、23日にはクラス編成のテストを実施しました。その結果、1年生28名、2年生11名、3年生14名、4年生8名のクラスを編成することができました。5年生以降は、4年生を修了した生徒で次年度以降に編成する予定です。2名の教員が午前と午後にそれぞれ1学年ずつを教えています。

3月14日に事業地変更の許可を得て、4月に教室に使う村の集会所の修理を始めました。屋根をトタン板からセメント製の屋根板に替え、熱くなるのを防ぎ、降雨時の騒音を軽減しました。また、ホワイトボードなどの備品の盗難を防ぐため、窓に格子をはめ、ドアがなかったので金網のドアを設置しました。

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5月に入って教室の修理が終わってから、公立小学校の教科書を使って、国語、算数、社会、理科の授業を行っています。毎週、事業担当の元小学校教員が現場を訪問し、授業の進め方や教材作成を指導しています。また、欠席児童の家庭には2名の教員が訪問して、出席を促すようにしています。

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〈現地の様子・現地の声〉

1) 寺子屋教員 Mr. Soy Thoeun: 戦争の影響で、私は若い頃勉強する機会が十分ありませんでした。今の子どもたちは、私以上に勉強する機会があります。自分の村で教えることができてうれしいです。教育は、村や国のために重要なことです。

2) 寺子屋教員 Ms. Saratt Sok Roeun: 村の寺子屋教室で学ぶことができたおかげで、私は中学校を卒業できました。そして、村で教えています。教科書や学用品があるので、今の子どもたちは幸せです。

3) 1年生女子: 先生が歌やお遊戯を教えてくれるので、教室に行くのが好きです。

4) 2年生男子: 読み書きができるようになりました。自分の名前だけでなく両親の名前も書けます。両親が喜んでくれました。

5) 3年生男子: 先生は何が良くて何が悪いかを教えてくれます。

6) 4年生女子: 高校を卒業したいので、村で小学校の勉強ができることをうれしく思います。

〈支援者のみなさまへ〉

開発分野における国際社会共通の目標である 『ミレニアム開発目標』 のひとつは、2015年までに全ての子どもが男女の区別なく初等教育の全課程を修了できるようにすることでした。残念ながら、カンボジアではこの目標を達成できていません。僻地の子どもたちの初等教育修了をめざす地道な活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。

(認定NPO法人エファジャパン 大島 芳雄さまより)

■カンボジア王国プレアビヒア県寺子屋教室パイロット事業
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告(中間実績
・エファジャパンさまのその他の支援活動はこちら

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