2019年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト「安心安全な暮らしに必要なコミュニティセンターを村人に!」の活動レポートをAMDA社会開発機構さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。
〈プロジェクトの実績報告〉
「雨漏りや子どもの怪我を心配することなく、安心して保健サービスや村のミーティングを行えるように」という村人の願いが込められたコミュニティセンターがついに完成しました。
①コミュニティセンター建設のための計画策定(2020年2月~3月)
村長、建設作業の経験者を含む13人(男性11人、女性2人)の村人により建設委員会が結成されました。設計図の作成などはAMDA社会開発機構(以下、アムダマインズ)によって実施計画の策定・資材の準備が進められました。
②コミュニティセンターの建設(2020年4月~11月上旬)
基礎の穴掘りなどは村人によって窓・ドアが取り付けられ、塗装などの専門的な技術が必要な作業は業者が行いました。建設委員会は毎日3人が交代で現場の作業工程を確認し、全ての施工管理は当団体のエンジニアが担当しました。
③建設後の維持管理(2020年11月)
今後のセンターの点検および修繕方法を記載した維持管理プランを建設委員会が策定しました。修繕に必要な資金は、これまで村人から集めたお金を基金として管理することで対応することになりました。
11月26日には住民への引渡し式典を実施しました。今後は、建設委員会のメンバー13人に2人を加えた計15人(男性11人、女性4人)のメンバーが中心になってセンターの維持管理をしていきます。
〈現地の様子・現地の声〉
建設委員会のリーダーでもある村長のタウン・シュエさん(55歳、男性)
村内で最も美しく質の高い建物ができて、とても満足しています。
コミュニティセンターの建設が進む中、委員会のメンバーから
「せっかくコミュニティセンターが新しくなるのだから、トイレと水タンクも設置して、助産師や子ども、村人が必要な時に利用できるようにしてはどうか」という提案がありました。
話し合いの結果、提案をとりあげることが決まりました。
村人から追加で資金を集めて、図面等の準備はセンター建設の経験を活かしながらアムダマインズのエンジニアの方に手伝ってもらいました。センターの建設に携わった技術者や村人たちの協力を得て無事、完成することができました。
コミュニティセンターは今後、子どもたちへの予防接種、妊婦健診、村の会合など、多くの機会に利用される予定なので、しっかりと建物の維持管理に努めていきたいと思います。
最後になりましたが、私たちチャウンゾン南村にご支援いただいたみなさまに感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
ティダ・アウンさん(38歳、女性)
2歳と4歳の子どもを持つ母親として、コミュニティセンターができたことをとてもうれしく思います!
〈支援者へのメッセージ〉
村人全員にとって役に立つものですが、特に子どもと母親、妊婦が助産師から保健サービスを受ける際にとても重要な建物になると思います。以前の老朽化したセンターでは、予防接種に来た子どもたちと母親のための十分なスペースがないばかりか、屋根や壁、床も壊れていました。
新しいコミュニティセンターは広く、丈夫なつくりなので、安心して保健サービスを受けることができます。ご支援いただいた方々に、心から感謝します。
(認定NPO法人AMDA社会開発機構 白幡さまより)
■安心安全な暮らしに必要なコミュニティセンターを村人に!
実施場所:ミャンマー連邦共和国 マグウェ地域パウッ郡 チャウンゾン南村
実施期間:2020年2月~11月(10ヵ月間)
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間・実績)
・AMDA社会開発機構さまのその他の支援活動はこちらから
世界の人々の自立を応援する フェリシモ地球村の基金 ご参加はこちら>>
★Tポイントで1ポイントからの寄付、クレジットカードからの寄付もできる
Yahoo!ネット募金「フェリシモ 地球村の基金」の募金ページは こちら>>>
コメント