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みんなでプロジェクトを応援! 「ルワンダのミヨベ地区における子どもの健康の改善」(特定非営利活動法人 ルワンダの教育を考える会)

「フェリシモ 地球村の基金」が今年支援したい6つの自立を支援するプロジェクト。
その中から、世界をよりしあわせにするためのプロジェクトの1つをみなさまにご紹介します。

はじめまして、ルワンダの教育を考える会の理事長をしている永遠瑠マリールイズです。

私は、24年前、母国ルワンダで起きた内戦で、幼子3人を抱え約3ヵ月さまよい続け、コンゴ国境近くのゴマ難民キャンプに命からがらやっと逃れることができました。その後、たくさんの方々との出会いがあり、私たち家族は日本に移り住むことになりました。内戦で体験した悲惨な出来事の一つ一つを通して「ルワンダを平和な国にしなければならない」、「ルワンダの子どもたちに安心して暮らせる環境を作ってあげたい」という気持ちを胸に、日本国内外で活動をしてきました。そして、私は母国に学校をつくる決意のもと、命の尊さや教育の大切さを伝える講演活動を全国で行ってきました。

2001年、首都キガリ郊外に2教室が完成し、60人の生徒と4人の教師でウムチョムィーザ学園を開校することができ、多くの卒業生が未来へと巣立っていきました。
しかしながら、一方で首都のキガリ市を一歩外へ足を運ぶと、まだまだ改善しなければならない問題が山積みになったままの現状を目の当たりにしました。そんなミヨベ地区のギチュンビ市は、就学前教育や家族を促進するために国から支援を得ているルワンダの地区の一つです。ミヨベ地区の就学前教育センターは歴史的に排除されてきた人たちの23の家族を含め、200以上の子どもとその家族たちが生活しています。健康や栄養、早期の支援、水、公衆衛生、そして基本的な衛生、子育てなど全人的なサポートを必要としている地区です。

現在、長崎大学に留学して3年目となるカリオペ医師が中心となり、彼が日本研修で学んだ健康診断や学校保健の基本的な知識、また、過去におこなってきたルワンダでの健康診断、それらのノウハウを使い、地元の医療従事者と共に、さらに広い地域にその取り組みを普及させていきたいと思います。

また、病気予防の観点から、子どもたちの保健衛生教育も欠かせません。子どもたちの口腔衛生、手の衛生を促進することで病気が防げることの大切さを伝え、習慣化させること、また、車を使い新生児の母子手帳の配布を開始したいと考えています。

ルワンダの子どもたちのために、多くの支援者の方々のご支援・応援の声に心から感謝いたします。学校における集団健康診断や、衛生教育に関する知識や重要性をもっと多くの人たちに広めていけるよう、今後も一丸となって努力してまいります。

世界中の子どもたちの輝く未来が、これからも守られていきますこと、お祈りいたします。

earth2018_rwanda_2.JPG診察中のカリオペ医師

〈主な活動内容〉

基金は下記の活動資金として使用します。

1.就学前教育の子ども全員の健康調査を行う。
  子どもたちの健康状態の把握をするため、シェルターでの集団健診を実施し、必要性を広め
  る活動を行います。

2.子どもの成長を見守り、栄養失調の子どもを早期に発見する。

3.4名の新生児に対して「母子手帳」に類似するものを試験的に導入する。
  これは、国の就学前教育の調整ガイドラインに基づいて、キャンペーンや健康に関する教育
  セッションを子どやその親の行動を変えるために行う。カリオペ医師を中心とし、就学前教
  育のリーダーたち、先生、そして地方自治体の間における共同戦略を促進するのがねらいで
  す。

earth2018_rwanda_3.jpegミヨベ地区のシェルターの様子

〈期待される効果〉

1.就学前教育の子ども全員の健康調査を行う。

2.子どもの成長を見守り、栄養失調の子どもを早期に発見する。
  就学前の教育段階の子どもたちの健康調査をしっかりと行うことで、病気の早期発
  見、適切な処置を施すことができます。WHO(世界保健機関)によると2016年には5歳以下
  の子どもが560万人死亡しています。人間のスキルや知識を発達させることを含め、多科学的
  な論拠は子どもの人生において最初の3年間が最も重要であることが明らかになっています。
  この時期に子どもの病気や健康状態を早期に認識し、発見、予防、そして保護をすることが
  できると考えます。

3.4名の新生児に対して「母子手帳」に類似するものを試験的に導入する。
  ルワンダにおける「母子手帳」の導入は、政府を巻き込み大掛かりな取り組みとなり、また
  リスクを伴うため、先駆けとして、まずは「母子手帳」に類似するものを試験的に導入し、
  結果をまとめ、今後どのようにそれをルワンダ国内で広めていくか検討していきたい。日本
  や先進国で「母子手帳」がどのように活用され、子どもや親を助け守っているものなのか、
  事前に調査し、ミヨベ地区に住む住民を対象に行っていこうと考えています。

earth2018_rwanda_4.jpg提供している昼食を食べる子ども

■ルワンダのミヨベ地区における子どもの健康の改善
実施場所:ルワンダ北部県・ギチュンビ地方ミヨベ地区
実施期間:2019年2月~7月(6ヵ月)
・ルワンダの教育を考える会さまのその他の支援活動はこちらから

「フェリシモ 地球村の基金」より、世界をよりしあわせにするための6つの自立を支援するプロジェクトの応援投票を2018年11月2日から11月15日まで行います。
期間中、応援したいプロジェクトを選んで投票することで、そのプロジェクトを応援することができます。(投票の数は、各プロジェクトへの拠出金額の参考にさせていただきます)

   ➡ 応援投票は終了させていただきました。     
     みなさまから、たくさんの応援(投票)をいただきありがとうございました。

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