2023年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援を行ったプロジェクト「ブルキナファソの飢餓に対する緊急食糧人道支援・農業支援」の活動レポートを、「認定NPO法人 Future Code」さまよりいただきましたので、みなさまにご報告します。
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〈プロジェクトの実績報告〉
西アフリカのブルキナファソの食糧難に対して3 年目を迎える農業プロジェクトの結果ですが、今年の収穫は合計約10.5 トンとなり、これまでで最も豊作となりました。(トウモロコシ約4.6 トン、大豆を含む豆類 約2.1 トンを含みます)

中間報告時は約3 トンの豆類収穫と報告させていただきましたが、3 倍もの収穫に成功いたしました。干ばつや、その後の雨季の洪水もあり、収穫時期がずれ込み困難は多い年ではありましたが、問題に対して村人のみんなが地道に取り組んだ結果、このようなうれしい結果になりました。これらは主に地域の学校や幼児院の給食に提供され、こどもたちの栄養を支えます。

それに加えて、シングルマザーのグループなど、支援が必要な住民グループにも提供されました。農業プロジェクトでの天候不良による収穫の遅れまでの期間、食糧が確保できないため、8 月中旬に5 トン(約800~1000 人分)の緊急食糧支援を実施いたしました。
〈現地の様子・現地の声〉
農業プロジェクトで働いた女性たちはこの豊作を喜び、日本の支援に対する感謝が歌われました。村のみんなで踊りながら歌ってくれました。

日本のみなさまからの支援が、このように今年も確かな結果を結び、命を支える大変重要なものとなっています。日本からの支援だけに頼るだけではなく、村のみんなと一緒になり自分たちの力でできることをやっていこうとしてくれています。農業プロジェクトも年々予想している以上に収穫量が増えています。彼らもそのことを大変喜んでいます。こどもたちは幼児院での給食で栄養強化をし、健康が保たれています。毎日の学習も頑張りながら、元気に過ごしているそうです。

8月中旬の緊急食糧支援で命をつなぎ守るために配布した5トンのとうもろこしは、約800~1,000人分の食糧に相当します。天候不良とはいえ、収穫待ちであるタイミングでの支援は現地にとっては大変重要なものであり、現地では住民や、現地政府を代表してサポネ行政区の知事からも、この日本からの支援に対して感謝の言葉が伝えられました。現地スタッフも私たち団体の限られた予算を理解してくれているので、この食糧支援だけに頼ることなく力を合わせて農業プロジェクトで乗り切る意志をみせてくれています。
〈支援者のみなさまへ〉
西アフリカにあるブルキナファソでは、極度の貧困の中、終わりの見えない紛争の影響でまだ食糧難が続いています。農業プロジェクトが順調とはいえ、今回のように天候で収穫時期が遅れれば食糧が足りなくなるのが現実です。我々の予算が限られている事も分かっており自分たちで団結して今も、乗り越えようとしています。この日本からの支援に対しても、いつか自分たちの足で立てるようにしようと努力を続けており、私たちもこの人道支援を通し、どの国でも人間が生きることのできる権利をサポートしていくことが必要だと考えています。この活動にご理解いただき、ご支援いただいた皆様には心から感謝を申し上げます。
■ブルキナファソの飢餓に対する緊急食糧人道支援・農業支援
実施場所:ブルキナファソ
実施期間:緊急食糧支援(必要時都度 ※2024年は8月に実施)
農業支援(天候不順で7月中旬からに変更)
幼児院での教育、栄養支援(10月~)
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間)
・Future Codeさまのその他の支援活動はこちらから
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