2022年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援を行ったプロジェクト「ブルキナファソのマラリア対策と農業推進での子供の栄養改善」の活動レポートを、「認定NPO法人 Future Code」さまよりいただきましたので、みなさまにご報告します。
* * *
〈プロジェクトの中間報告〉
私たちが西アフリカのブルキナファソで運営をしている幼児院では、42名の子どもたちに教育や栄養支援などを行っています。
特に深刻な食糧難が続くブルキナファソでは米などの値段が高騰し、幼児院で働く先生たちの生活もきびしくなっています。このきびしい情勢だからこそ、給与などの雇用条件を見直し、先生たちや地域の保護者たちと協議を重ねながら、継続的な運営をするための努力をしています。私たちは今回も子どもたちへの食糧支援を合わせて行いました。
ウクライナ紛争をきっかけに、さらに悪化した食糧危機への対応として、私たちは農業プロジェクトに取り組んでいます。収穫されたインゲン豆は幼児院や学校の給食に使用され、子どもたちの栄養面を支えています。
この地域では、しばらくの間は収穫物によって食糧の確保が期待されますが、本質的な食糧危機の問題は解決されていません。今後は農業プロジェクトをさらに拡大し、食糧の保存などについて検討していく予定です。
〈現地の様子〉
深刻な食糧不足が起こっているブルキナファソでは、栄養失調の子どもたちが数多く報告されています。みなさまからのご支援で農業プロジェクトは2期目に進むことができました。このプロジェクトは単に食糧不足対策ではなく、広大な農地を村の住民が耕作することで、女性を含む村の住民の雇用も生み出しています。
まだまだ食糧は必要なために、何とかこの食糧危機を乗り切ろうと地域住民が一丸となって努力しています。気候問題などですべてうまくいくとは限らない状況ですが、できる限り農業を加速させ、地域住民の健康を守りたいと思っています。
〈支援者のみなさまへ〉
ブルキナファソという国に生まれたというだけで、自分たちと関係のない紛争やテロの影響を受け、食べる物もなく死ななければならない、という不条理を少しでも改善するために私たちは努力を続けています。
私たちの活動は人命を守るもので、みなさまからのご支援によって実現しています。このような世界の不平等を改善するために、みなさまからのご支援をお気持ちとともに現地に届け、より効果的なプロジェクトを目指していきます。これからも温かなご支援、ご声援をどうかよろしくお願いします。
(認定NPO法人 Future Code 大類さまより)
■ブルキナファソのマラリア対策と農業推進での子供の栄養改善
実施場所:ブルキナファソ サポネ保健行政区
実施期間:2022年12月から1年
トイレ建設と幼児院運営による食糧支援、衛生教育(2022年12月~ 2023年5月)マラリア予防対策(2023年6月~11月)
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(実績)
・Future Codeさまのその他の支援活動はこちらから
★Tポイントで1ポイントからの寄付、クレジットカードからの寄付もできる
Yahoo!ネット募金「フェリシモ 地球村の基金」の募金ページは こちら>>>
コメント