2021年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援をしているプロジェクト「ブルキナファソにおけるマラリア対策と子どもたちの衛生の改善」の活動レポートをFuture Code(フューチャーコード)さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。
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〈プロジェクトの中間報告〉
現在、15基のトイレ建設に向けてプロジェクトを進めています。建設に合わせて、二つの村の数千人を対象に、手洗いやトイレをうまく使ってもらうために衛生改善の啓発活動を行いました。
また、ブルキナファソで運営をしている幼児院では、小さな子どもを育てているお母さんたちに対して、地域の病院と連携をして衛生改善のための教室を開催しました。
「どんな時に感染や下痢が起こってしまうのか」、「もしもの時の対応」など、お母さんたちに小さな命を救うための正しい知識を知ってもらうために、イメージがしやすい「絵」を使って説明をしました。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響から、ブルキナファソでは急速に食糧難が広まっています。そのため当団体では7月に、12トンの米と肥料を食糧支援として現地に届けました。不条理な貧困や飢餓に対して、国際社会からの本格的な支援が始まるまでは、現地に寄り添った支援活動を続けていきます。
〈現地の様子・現地の声〉
ブルキナファソで運営をしている幼児院には、現在約50人の子どもたちが通っています。この施設では「衛生教育」を含めた教育の提供と、料理担当者による栄養を考えた食事の提供を行いながら子どもたちの健康を保っています。
親にとって子どもたちが幼児院にいる時間は働くことができるので、地域の経済サイクルの一部にもなっています。そのため、幼児院で開催するイベントには、家族で参加をしてくれています。
このように「衛生教育」を含めた教育を家族に提供することは、「どうしたら感染症を予防できるのか」といった知識を持つ住民を増やすといった感染症予防の推進と、食糧や栄養支援を行いながら、子どもたちの健康状態の改善に寄与しています。私たちは未来に羽ばたく子どもたちのために、地域に求められ愛される施設を目指しています。
〈支援者のみなさまへ〉
このプロジェクトは、地域の感染症対策や衛生教育に取り組むことで、マラリアを媒介する蚊の発生を抑制しながら、下痢疾患や新型コロナウイルス感染に対しても予防効果を生み出すことが期待されています。
住民が学んだ知識を生かすことができれば、さまざまな感染症の発生を抑制することへとつながり、いずれは私たちのような外部からの介入や支援がなくても、地域が自立するための礎になります。
プロジェクトが継続していけるよう、どうぞ引き続きご支援よろしくお願いいたします。
(Future Code 大類さまより)
■ブルキナファソにおけるマラリア対策と子どもたちの衛生の改善
実施場所:ブルキナファソ サポネ保健行政区
実施期間:2022年1月から1年
12月~ 5月 トイレ建設と幼児院運営による食糧支援、衛生教育
6月~11月 マラリア予防対策
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間・実績)
・Future Codeさまのその他の支援活動はこちらから
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