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地球村の基金活動報告 ー 「誰一人取り残さない「いのちをつなぐ」救急体制を村人へ」(認定NPO法人AMDA社会開発機構)

2020年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト『誰一人取り残さない「いのちをつなぐ」救急体制を村人へ』の活動レポートをAMDA社会開発機構さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

<プロジェクトの中間報告>

交通アクセスの悪い山間部の村人が、緊急時に適切な医療が受けられ、安心して利用することができる救急搬送体制の実現に取り組んでいます。今回はこれまでに行った車両整備についてご報告します。

4月初め、救急車を管理する赤十字の担当者およびボランティアたちと会合をし、救急車(2台)の現状確認と、車両を整備する間の救急搬送体制について検討しました。その結果、2台とも整備が必要であることが再確認されました。

4月に実施された関係者会合(キックオフミーティング)の様子

車両整備は地元の修理業者に依頼をして、6月から7月にかけて一台ずつ行いました。現在は万全な状態で走行することができるようになりました。

<修理業者に依頼した内容>
タイヤ・エンジンオイル・フィルター・冷却装置用水の交換、ブレーキ・ライトの修理、医療機器を使用するための電気回路・患者用の椅子・運転席と患者スペースを分けるアクリル板(新型コロナウイルス感染対策)の設置、外装塗装

救急車の内部:整備前
救急車の内部:整備後(下)

今後は安心して村人が利用できるように、医療機材の整備と救急搬送の質を向上させるため、救急車の運転手や赤十字スタッフ(ボランティア)への実践型の応急処置研修を実施する予定です。

<現地の様子・現地の声>

車両整備では 現場の意見を積極的に取り入れて、運転席と患者スペースの間にアクリル板の仕切りをつけることにしました。

「僕は赤十字のボランティアで、運転手をしているロランドです。整備する前の救急車はタイヤがすり減っていて、道の途中で何度もパンクしていました。今は安心して運転に専念にすることができます。それに、前方ライトを修理してくれたおかげで、夜間の不安が減り、村人も暗闇の中で救急車を見つけやすくなりました。基金からの支援のおかげです。本当にありがとうございます。」

そして、常に稼働できる救急車両があることは、自分たちと住民の双方にとって本当にうれしいことだとロランドさんは話してくれました。

インタビューに答えるロランドさん(中央)とデニスさん(右)

同じく赤十字ボランティアとして救急搬送に携わり、その責任者でもあるデニスさんは、次のように語ってくれました。

「フェリシモ地球村の基金に感謝しています。僕たちは住民のためにボランティアをしていますが、車両整備やメンテナンスの費用までは負担できません。みなさんのおかげで大きな課題が解決し、救急車を安心して出動させることができるようになりました。走れるようになった2台の救急車で、たくさんの村を訪問しています。住民にとって本当に役立つ支援をありがとうございます!!」

ハキハキと語ってくれたデニスさんは、以前にも増して精力的に活動をしています。

<支援者のみなさまへ>

プロジェクト前半の活動では、テウパセンティ市民の命を守る救急車の車両整備を終えることができました。ご支援をいただいたみなさまに、関係者一同、心から感謝申し上げます。

以前は空っぽで何もないことに驚いた救急車は、見違えるようにきれいになり、そして、安全に走行できるようになりました。うれしい限りです。

後半では、医療機器を整備するとともに、運転手やボランティアを対象とした実践型の応急処置研修を実施します。車両面(ハード面)と技術面(ソフト面)の両方の支援を通じて、テウパセンティ市における救急搬送体制を強化することで、誰一人取り残されない社会の実現に向けて一歩ずつ活動を進めていきます。

(AMDA社会開発機構 白川さまより)

誰一人取り残さない「いのちをつなぐ」救急体制を村人へ
実施場所:ホンジュラス共和国エル・パライソ県テウパセンティ市
実施期間:2021年4月1日~2021年11月30日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間実績
・AMDA社会開発機構さまのその他の支援活動はこちらから

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