2020年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト「ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!」の活動レポートをアイキャンさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。
<プロジェクトの中間報告>
こんにちは、認定NPO法人アイキャンの雨宮です。
アイキャンは、アフリカ・ジブチにあるマルカジ難民キャンプで、子どもの保護に関する活動を実施しています。新型コロナウイルス感染予防のため、難民キャンプを統括する国連難民高等弁務官(UNHCR)と協議をしながら、子どもの広場と多目的センターでの活動日数を通常よりも減らすことで、活動を実施しています。
ここマルカジ難民キャンプでも新型コロナウイルス感染の懸念があるため、活動をする前は、石けんを使った手洗いや検温を行ない、活動時にはソーシャルディスタンスを取りながら、子どもたちも感染予防について学んでいます。
マルカジ難民キャンプにある子どもの広場では、不足していた色鉛筆やクレヨン、サッカーゴール等を事業費で購入しました。これにより、子どもたちは自由にお絵かきやぬりえ等の活動を行うことができるようになりました。
また、子どもの保護センターでは蓄電池を設置することで、いつでも電気が使えるようになりました。これにより、カウンセリングや啓発活動を実施する際にも、途中で電気が切れる等の心配はなくなりました。
引き続きカウンセリングを実施しながら、子どもたち自身が自主性や協調性を身につけ、保護者が直面している問題を保護者同士が話し合える等の活動を実施していく予定です。
<現地の様子・現地の声>
子どもたちは、子どもの広場や多目的センターでの活動に参加することを楽しみにしています。
本助成金を活用して、色鉛筆やクレヨン等の数を増やしたことで、色鉛筆やクレヨンを好きな時に使えるようになり、より楽しそうな様子が見られています。
多目的センターでは、サッカーボールの数を増やして、サッカーゴールを置きました。
「いまはサッカーゴールがあるから、まるで本物のサッカーをしているみたい!」
と、子どもたちもサッカーゴールがあるうれしさを伝えてくれました。
子どもたちがさらに協調性や思考力等を身につけるためにはどういった活動物品が適しているかをスタッフと話し合い、新たにパズルを取り入れました。一つのパズルを一緒に取り組むことで、子ども同士で協力する様子も見受けられています。
アイキャン職員のカウンセラーは、
「子どもたちはイエメンの異なる都市から難民キャンプに来ている背景があり、子どもたちの間にも差別が生まれることもあります。協力しあうことや思いやる気持ちを教えることで、子どもたちの成長へつなげています」と、活動の意義を語ります。
新型コロナウイルス感染予防のため、スタッフの数を減らしながら活動を実施しています。子どもたちがサッカーをする時には、審判役のスタッフがこれまで通りに子どもたちを見守りながら、子どもたちが安心できるように心がけています。
<支援者のみなさまへ>
「ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!」プロジェクトを応援していただきありがとうございます。
子どもたちは母国で紛争を経験したり、難民キャンプというストレスのかかる環境の中で暮らしています。中でも、子どもたちにとって子どもの広場や多目的センターでの活動は、安心してお絵かきやスポーツ等をして過ごすことができる場所になっています。
今後もマルカジ難民キャンプの子どもたちが、これらの活動を通じて心と体の傷を癒しながら、安心して過ごすことができるように、難民キャンプに暮らす人びとともに活動に取り組んでまいります。引き続き、みなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
(アイキャン 雨宮さまより)
■ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!
実施場所:ジブチ共和国マルカジ難民キャンプ
実施期間:2020年10月1日~2021年9月30日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間・実績)
・アイキャンさまのその他の支援活動はこちらから
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