2020年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト「バングラデシュで新型コロナウイルスから脆弱な人々を守る活動」の活動レポートを世界の医療団さまからいただきましたのでみなさまにご報告します。
<プロジェクトの中間報告>
ロヒンギャ難民を受け入れているコミュニティ(ホストコミュニティ)において、ニーズ調査についてのボランティア研修を行いました。実際にコミュニティで観察や住民への聞き取り調査などの実施をして、新型コロナウイルス感染予防(手洗い、顔をむやみに触らない、マスクを付ける)について、啓発を行う必要性が高いことがわかりました。
まずはボランティアが啓発メッセージや教材を作成し、44軒のお宅を訪問。計80人の住民に対して啓発を行いました。感染予防をしっかりと行ってもらうために、パンフレットやマスクも実際に配布しました。
調査中、うち2人の住民が新型コロナウイルス感染が疑われる症状を示していたため、医療機関への搬送を行いました。
<現地の様子・現地の声>
「たくさんのNGOが支援に来るけど、私たちと直に接することはない。あなた方はいろいろと教えてくれて、ありがたいよ。」
「マスクの大切さがよく分かった。」
訪問した人々からさまざまな声が聞かれ、私たち自身も元気づけられています。
バングラデシュでも隣国インドによる支援により、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。私たちはこれについても正確な情報を住民に伝えています。
「いろんな噂があって、接種したいと思ってなかったんだけど、情報をもらって今は接種したいと考えてるよ。」と言われました。
90歳の高齢の方からは、
「健康を守ることについて教えてもらったことがなかった。これからも啓発を続けてほしい。」との声がありました。
<支援者へのメッセージ>
「えっ、新型コロナウイルス感染予防について、そんな基本的なことも知らないの?」
と思われるかもしれません。でも、私たちが活動するコミュニティは、テレビやインターネットが普及していたり、簡単に本を買えたりするような場所ではなく、多くの人々が正しい知識を得ることが難しいのです。こうした情報不足を少しでも解消するために、私たちNGOは活動をしています。
このような人々が健康でいるために知識を得る必要はない、予防なんかしなくてもよい、ということは決してありません。一人ひとりが感染を抑える努力をしなければ、新型コロナウイルスの蔓延は収まらないのです。そのためにも、みなさまからの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
(「世界の医療団」 認定NPO法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン 中嶋さまより)
■バングラデシュで新型コロナウィルスから脆弱な人々を守る活動
実施場所:バングラデシュ・コックスバザール県
実施期間:2021年1月1日~2021年2月14日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間・実績)
・世界の医療団さまのその他の支援活動はこちらから
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